サヴィニャックのポスターが似合う、家具がゆったりと配されたLDKに

インテリアが好きで、アーコールの椅子やデンマーク製のビューローなどを少しずつ集めていたというUさん。結婚を機に、それらの家具が似合う家に住み替えたい、とリノベーションを検討し始めた。20社以上に一斉に資料請求した結果、施工例の雰囲気がいちばん好みに合っていた、というデン・プラスエッグに依頼することに決めた。

購入したのはLDKが20畳以上あり、南向きの角部屋、という築浅の物件。大きな間取り変更はせず、お気に入りの家具や雑貨が映える空間にすることを目指した。「持っている家具を写真に撮って打ち合わせに持参し、どこにどう置くか相談しながら決めました」と夫妻。結果、ナラ無垢材の床に家具がゆったりと配された、リラックスできるLDKが完成した。

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夫妻がとくに気に入っているのがLDK入り口のアール型のドア。大好きなサビニャックのポスターに合わせて、ドアも枠もブルーに塗装した。

マーガレット・ハウエルの家をイメージしたというオリジナルキッチンは、面材と取っ手にもこだわり、床や壁にタイルを取り入れてイメージに近づけた。リビングから冷蔵庫が丸見えにならないよう、室内の雰囲気に合わせた壁を立てるなどの細やかな工夫も。

映画が大好きという夫妻は、週末ごとにこの心地よいLDKで映画を楽しんでいるという。

すべての家具がアンティークというわけではなく、カリモクやunicoなどの国産ブランドもミックスして、うまくコーディネートしている点も大いに参考になる。

【設計・施工　株式会社デン・プラスエッグ】専任家具職人を持ち、アンティークショップも運営。素朴なヨーロッパの空気感を住まいにこの会社のプロフィールページを見る