父との同居で実家をリフォーム。 親と子の思いを詰め込んだ二世帯住宅
スタイル工房 (設計・施工)
北欧雑貨を扱うショップをイメージしながら、自然素材を活かして統一感のある雰囲気に
DATA
一人暮らしをしている父と同居をするために、実家をリフォームして二世帯住宅に改修したいと考えたSさん夫妻。新築時、父が設計にも携わって建てたという住まいなので、父のこだわりや思い入れを大事にしながら、自分たちの好みや要望もしっかりと取り入れた家にしたいという思いがあった。
Sさん夫妻がスタイル工房にリフォームを依頼したのは、同社近くの公園によく家族で遊びにきていたことがきっかけに。「自然素材たっぷりの優しい空間というのが理想にあったのですが、ショールームの雰囲気が自分たちの好みにぴったりで。この会社なら私たちのこだわりを大切にしてくれそうだと思いました」
二世帯が緩やかに暮らせる間取りに。騒音とホコリはサンルームで対策を
リフォームすることにした実家は、南側が幹線道路に面していて騒音とホコリに悩まされていた。それを受けてスタイル工房は、道路に面した南側のベランダの一部を物干しスペースも兼ねたサンルームにすることを提案。2重の窓と壁でホコリと騒音を防ぐことが可能になった。
お互いが気兼ねなく生活できるよう、間取りは共有の和室を境に父と子世帯の生活空間を緩やかに分けることに。内装は以前の住まいの雰囲気を残しつつも、Sさんのご希望の落ち着いたアンティーク調のデザインを目指した。無垢材や珪藻土といった自然素材でアンティークの雰囲気を演出。施主支給品のアイテムに調和するように造作家具などの素材や色合いを決めたことで、統一感のある住まいに仕上がった。
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キッチンの側面には、雑誌や本などを飾りながら収納できる工夫も施している
食器洗い機やオーブンもビルトインにし、すっきりと機能的にまとめたキッチン
造作したキッチンは、ダイニング側から書類などを収納できる多くの引き出しを用意
たっぷりの収納力がある主寝室。床は無垢材
父と子世帯がお互いに気兼ねなく生活できるようと、別々に設けたトイレ
アンティークドアやドアノブは、施主であるSさんが自ら取りそろえたもの
洗面台は床材と同じパイン材で造作。鏡の周囲の木材はアンティークの風合いに加工した
玄関ホールに続く廊下から、グリーンの壁が印象的な洗面室を臨んで。左手側は主寝室
ユニットバスが入らない構造のため、在来工法で仕上げた浴室。白タイルで爽やかな印象に
MATERIAL
床：パイン無垢材
壁、天井：珪藻土
INSTRUMENTS
キッチン：オリジナル造作
洗面台：オリジナル造作
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