2階建て住宅を南仏風にリノベ。素朴でアンティークな雰囲気の空間に
スタイル工房 (設計・施工)
床と壁、家具、梁のコントラストが美しいU邸。手持ちの家具を活かす設計とデザインがなされた
DATA
築13年の戸建て住宅をリノベーションしたUさんご夫妻。購入を決めた物件はロフト付きの２階建てだったが、夫婦ふたりで暮らすには部屋数が多く、デザインもふたりの好みに合わなかったという。旅行で訪れたことのあるパリやプロヴァンス地方にあるような住まいに変えたいと考えた夫妻は、スタイル工房に相談を持ちかけた。
理想のイメージをしっかりと持っていたUさん夫妻。スタイル工房はそんなふたりの希望を最優先しながらも、デザインなどの細い部分でよりふたりの理想のイメージに近づけるようなプラスアルファの提案をした。「私たちのペースや思いを大切にしながらプランを進めてくれたので、安心してスタイル工房さんにお任せすることができました」
自然素材やディテールにこだわって開放感のあるLDKが実現
リノベーション前の２階部分はLDKと洋室、トイレに分断されていたため、夫妻は「リビングを広く快適にしたい」と希望。そこで間仕切りをなくして２階をワンルームのLDKにすることに。また、低く圧迫感のあったリビングの天井部分のロフトを半分なくして吹抜けにすることで、２階全体を開放感のある気持ちのよい空間に変えることができた。
２階の床はナラ無垢材をホワイト塗装し、リビングの壁の一部は施主自ら珪藻土で仕上げたというこだわりよう。ほかにもタイルやアイアンなどの素材やアールを使ったデザインなどは、夫妻が望んでいたフランス風住宅の素朴な質感とアンティークな雰囲気を演出するために取り入れられたものだ。夫妻のこだわりと同社の熱意によって、ゆったりとしたあたたかな空気の流れるまさに南仏風の住まいが完成した。
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Uさんの希望で階段はアイアン製の手すりに。愛犬がすべらないよう踏面にはコルクタイルを
夫婦が常にお互いを近くに感じられるよう、パソコンスペースはキッチンの隣に設けた
キッチンの壁には全面にモザイクタイルを。Uさん夫妻はじっくりと色合いを選んだという
セパレートタイプの白い家具調キッチンは、メーカーにオーダーしてオリジナル造作したもの
無垢材の床や珪藻土の壁に囲まれ、自然素材あふれる空間に仕上がった明るいリビング
吹抜けになったリビングを見下ろして。既存の梁は古材風に塗装し、アンティークな雰囲気に
独立していた洋室の場所に設け、LDと一体化したキッチン。飾り棚なども南仏テイスト
キッチンには収納たっぷりのパントリーも完備。床には耐水性のある磁器タイルを採用
パソコンスペースの開口部は、南仏風の住宅をイメージしてアールのデザインを取り入れた
MATERIAL
床：ナラ無垢材、コルクタイル、磁器タイル（床暖房仕様）
壁：珪藻土（一部）
INSTRUMENTS
キッチン:オリジナル
洗面室：オリジナル
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