47㎡の広さをフル活用した「自分たちらしさ」がテーマのリノベ
スタイル工房 (設計・施工)
以前は和室のあった場所をLDに変更。対面キッチンにする案もあったが、LDの広さを優先してI型キッチンを壁付けにした。リビング側からのキッチンの「見え方」にこだわり、空間に溶け込むIKEAのシンプルなキッチンをチョイス。壁面には細い長方形タイルを縦に貼ってアクセントをつけた。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
キッチンを大胆に移動してLDと一体の広々とした空間を実現！
日当たりや広さなどの条件が気に入った築41年の中古マンションを購入したSさん。これまでも好みのインテリアやファッションを存分に楽しんできたことから、住まいも「自分たちらしさ」にこだわりたいとリノベーションを決意。依頼先も「自分たちらしいリノベができそうか」に着目して数社を検討し、フラットなスタンスで意見をもらえたことが決め手となってスタイル工房を選んだ。
当初、屋内にあった給湯器は、物件購入前にSさん自ら屋外に移設できることを確認。スタイル工房のプランナーも配管をチェックし、水回りの移動ができるかを調査してプランニングを進めたという。おかげで、キッチンは住まいの北側から南側への大移動に成功。既存の細かく仕切られた間取りを、ひと続きのLDKをメインスペースとした開放的な間取りに一新することができた。
壁は白いクロス、床は無垢のマホガニー材で仕上げ、愛用の家具が引き立つリビングに。テレビは壁掛けにしてすっきりと。左手の室内窓の奥は寝室で、上部が開くつくりにして採光だけでなく通風にも役立てている。
収納スペースも充実させて暮らしやすい住まいに
LDKは、手持ちの家具や購入予定の家具が映える素材選びもテーマになった。無垢の床材や白いクロスを合わせてシンプルにまとめつつ、天井はコンクリート現しにしてハードな質感をプラス。愛用のヴィンテージ家具が自然となじむ空間となり、隣接する寝室との間仕切り壁につけた黒い室内窓も印象的なポイントになった。
LDからの死角に設けたパントリー、玄関のオープンな靴収納、寝室の隣の収納力満点なウォークインクローゼットと、限られた面積を有効活用して収納スペースも充実させたことで、室内はいつもすっきり。リノベーションによってSさんは、「自分たちらしい空間」と同時に「暮らしやすさ」も手に入れることができた。
ミッドセンチュリーや北欧モダンの家具が映えるLDK。バルコニーからの光と風が、室内窓を通して寝室にも導かれる。
出入り口にドアや引き戸をつけず、オープンなつくりにした寝室。床はフロアタイルに。
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日当たりのよさが物件購入の決め手のひとつとなったこちらの物件。不動産業者がリフォームをして販売する予定だった物件を、タイミングよく現況のまま購入できた。
LDKと寝室の天井はコンクリート現しに。天井が高くなり、面積以上の開放感がある。配管もあえてむき出しにして、シンプルな空間にインダストリアルなアクセントを加えた。
リビングのくつろぎ感を損なわないよう、パントリーはLDの死角にプラン。冷蔵庫も内部に収めてすっきりと。
脱衣所内にあった洗面台は、玄関を入ってすぐの廊下に配置してオープンに。帰宅後の手洗いや来客時に便利。
床のフロアタイルがシンプルな空間を引き締めているトイレ。面積は既存のままでもタンクレストイレのおかげで広く感じられる。
洗面台を廊下に出したことでゆったり使える脱衣室に。配管をよけながら壁面にニッチ風の収納スペースも設けた。
浴室の位置は変えずに、シンプルなTOTOのユニットバスに交換。クリアなドアを採用して開放感を高めた。
上がり框(かまち)を斜めにデザインして、土間とホールのバランスをとった。右手には靴用のオープン棚を造作。
MATERIAL
床：マホガニー無垢フローリング
INSTRUMENTS
キッチン：IKEA（施主支給）
浴室、トイレ：TOTO
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