22/10/14 10:00 投稿
1位は「自宅を憧れのショップのインテリアに」｜リノベーションランキング（2022年9月）
リノベのトレンド
2022年9月に公開された人気リノベーションTOP5を発表します。今月は、憧れのショップのインテリアを取り入れたリノベーションが第1位。和の香り漂う住まいやアーティスティックな空間にも注目が集まりました。
1位：スタイリッシュ＆余白。Aesopの魅力をマイホームに取り入れて [ハコリノベ]
第1位は、憧れのショップAesopのインテリアを自邸に取り入れたリノベーション。木やモルタル、ステンレスなど素材感を前面に出し、スタイリッシュな住まいをつくり上げています。
廊下に独立させた洗面室はラワン材を加工したアーチ開口に。洗面台、キッチンカウンター、インナーテラス、玄関土間といった耐水性が必要なところは、モルタルで統一しています。窓際にはリビングと寝室を配し、圧迫感のないアール壁を間仕切りとして使用。バルコニーとリビングの間にインナーバルコニーを挟むことで空間全体に奥行きが生まれています。
家族が増えた時にも対応できる間取りや回遊動線など余白がたっぷりあるプランです。
ハコリノベ リノベーションディレクター 北上さん
キッチンや建具などもオリジナルで造作し、最終的に小物や家具といったお施主様のセンスで色付けすることで完成する無機質な造作物を目指しました。あえてムラ塗装にしたR壁や、低めに設置したスイッチが空間を広く感じさせ、天井が高く見える工夫など様々なギミックを取り入れています。
ゲスト（お客様）だけでなく我々スタッフも楽しんで設計施工できるプラン・現場づくりを心がけています。
2位：壁式構造マンションを暮らしやすい和モダンスタイルへ [エキップ(equip)]
壁式構造のマンションを回遊動線でつなぐ住まいにリノベーションした事例が第2位。
窓の多い角部屋の良さを活かせるよう、光と風が家じゅうをめぐる設計になっています。部屋と部屋の仕切りを引き戸にして、スペースに柔軟性をもたせることで、光の届かなった玄関や廊下も明るい空間に。
一方で窓は外気の影響を受けるため、断熱材や内窓をプラスして室内の快適性を向上させました。
内装には「和」を感じる上質な素材をセレクト。玄関に使った大谷石、無垢材や畳、障子など細部にまでこだわり、モダンでくつろぎ感のある住まいを演出しています。
3位：好きなものを追求した、大人のリノベスタイル [ハンズデザイン一級建築士事務所]
第3位は、名作家具や照明、アート作品やを散りばめたアーティスティックなリノベーション。
学生時代から芸術やデザインの世界に触れてきた夫妻が、素材やディテールにもこだわりをもちつつ、新たな住まいを構築しています。
床は草木染のフレンチヘリンボーン、壁はシリカライム、天井は木製ルーバーに。家具や建具も絵を描くように慎重に色合わせをしています。
間取りは、玄関を入るとすぐキッチンで、そのままダイニング、リビングとつながるユニークなもの。ひと続きなのはLDKだけではなく、書斎、寝室、クローゼット、サニタリーまでがゆるやかにつながり、生活をスムーズにしています。
4位：家族で楽しむDIYで、思い描いていた住まいを予算内で実現 [スタイル工房]
物件購入にかかる予算とのバランスを取りつつ、理想の住まいを手に入れたリノベーション。
コストダウンになるDIYや希望のキッチンに対応してくれるリノベ会社を探し、二人三脚で取り組んでいます。
壁に囲まれていた独立型キッチンは、オープンスタイルに変更。ウォルナットとマットブラックの組み合わせに一目ぼれしたIKEAのキッチンが、広々としたLDKの主役に収まりました。
子ども部屋の壁塗装と、収納スペースの棚板の取り付けは、家族みんなでDIYに挑戦。さらに間取り変更も最小限にすることで、マイホーム丸ごと予算内で収まりました。
5位：昔のマンションをリノベーションで住み直す [アートリフォーム]
長らく賃貸に出していた65㎡のマンションを家族3人にフィットする住まいにリノベーションした事例。
海外などの広い家での暮らしで増えた荷物がコンパクトな空間にすっきり収まるよう、ウォークインクローゼットなど収納スペースを充実させています。
希望していた開放感のあるリビングは、壁を取り払い、洋室の一部を取り込むことで実現。
さらに吊り戸のないオープンキッチンや低い家具を取り入れ、窓の外へと視線が抜けるようになっています。プライベート空間の寝室や子ども部屋はミニマルにまとめ、生活時間の違う夫妻の寝室には間仕切りも立てています。
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