20/08/16 18:00 投稿
1位は「家の中心に書庫」｜リノベーションランキング（2020年7月）
リノベのトレンド
2020年7月に公開された人気リノベーション事例TOP5を発表します。
今回は、家族のライブラリー・仕事のはかどる「書庫」のある住まいが2事例ランクイン。また、「自由」がキーワードのワンルームプランに注目が集まりました。
1位：さすがのアイデアに脱帽！ファミリーライブラリーのある住まい [EcoDeco(エコデコ) ]
第1位は、リノベーション会社で働くプロの技を詰め込んだ自邸リノベ。8年間暮らして見えてきた家族の不満を具体的に書き出し、ひとつひとつプランに反映しています。保管場所がなく本を増やせないという思いには、家の中心に親子で使える書庫を新設。つながりが悪いと感じていたLDKは、対面キッチンに変えて子どもを見守りやすくし、書庫への動線も設けています。物足りなかったクローゼットも、手持ちの衣装ケースに合わせた無駄のない収納に進化。光の取り入れ方やディスプレイ収納、水まわりの棚など、暮らしやすい工夫がいっぱいです。
EcoDeco(エコデコ) リノベーションコーディネーター兼設計 岡野 真弥さん
2位：多目的だからこそシンプルを追求した和室のワンルーム [ハンズデザイン一級建築士事務所 ]
自由でフレキシブルな場所として、和室が連なるワンルームをつくったリノベーションが第2位。玄関やクローゼット、サニタリーなどあらゆる場所とつながる和室は、家具を置かないフラットな空間。家族が思い思いに過ごしたり一緒に寝たりする、家の中心的な存在です。またゲストも行き来するメインの動線と家族専用の裏動線も用意。裏動線は、朝の身支度や帰宅後の手洗いがスムーズになるだけでなく、洗濯動線も短くなり、家事の時短につながっています。またキッチンとリビングの造作家具により、取り出しやすく、しまいやすい収納に。
3位：好きな本と一緒に、すっきり暮らす [リノデュース ]
第3位は、部屋という概念を取り払った空間に、箱のような「書庫」を設けたリノベーション。壁や扉があるのは、浴室とサニタリー、そしてこちらの書庫のみというワンルームは、開放感にあふれ、動線もシンプル。あえて書斎をつくらず、たくさんの本や資料を書庫に収めることで、家のどの場所でも仕事ができるプランです。書庫は中のものが傷まないよう、風が通り抜ける構造に。すっきりとした木目の板で囲み、ナチュラルスタイルのインテリアに馴染ませています。白とベージュを基調とした空間を濃淡のグレーで引き締め、都会的な雰囲気もプラス。
境界のないワンルームに機能美が魅力の書庫をプラス！4LDKからのフルリノベーション
リノデュース
4位：美しいガラスとタイルが広がりを生むバスルーム [アレックス]
贅沢なリラックス空間を満喫するマンションリノベーション。もともと設置されていたユニットバスの周りのデッドスペースを取り込むために採用したのは、浴槽からタイルまで自由にできるオーダーのシステムバス。拡張したバスルームに加え、洗面室とガラスで仕切ることで、さらに広がりを演出しています。バスルームと洗面室は同じベージュのタイルで揃えて一体感のある空間に。またタオルウォーマーやサーモタイルで、冬場でも暖かく快適に過ごせます。インテリアは天然木の扉や間接照明、2mの2ボウルカウンターなど、ホテルライクにまとめています。
5位：思い出を残しながら、強く、明るく、快適に [スタイル工房 ]
譲り受けた祖母の家を子育てしやすいマイホームに。思い出がたくさんあるので残せるところは残したいと、背比べをした柱をはじめ、一部の天井や階段、和室の欄間などを再利用。加えて、既存の建具の色合いを活かしながら、好みの照明や家具を散りばめて、昭和レトロな雰囲気に仕立てています。竣工から45年が経つので、耐震補強、断熱改修はマスト。さらに気になっていた1階部分の暗さを改善するため、LDKの天井に半透明のFRPグレーチングを設置して、2階に降り注ぐ明るい陽光を1階でもたっぷり得られるようにしています。
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