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住まいをめぐる冒険

平日は都内の狭小住宅住まい。週末は埼玉の「ちょい郊外の基地」でリノベーション&DIYライフ。・・・2014年にここから始めた活動が、元官舎1棟まるごとリノベーションする事業に育っていきました。ブログ名も新たに(2017年6月)、移住先館山での「モノ作り・コト作り」を紹介していきます。

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60㎡以下ですけど、何か??

テーマ:その他

こんにちは。

 

今回は、平日を過ごしている都内にある家の話題です。

 

先日発売されたリライフプラスVol.14の第2特集で「60㎡以下ですけど、何か??」というのがありましたが、、うち、それです(笑)

 

3階建ての戸建てで、延べ床58平米かな。
螺旋階段があるので実効スペースはさらに少ないと思います。間取り的には2LDKです。

 

家族3人で住むにはちょっと小ぶりです。子どもが自分の部屋を欲しがる年になったらどうするんだろう、という感じはあります。

 

2012年秋に、埼玉県南部の週末基地・サバべを確保した2ヶ月後に、築7年の戸建を約3700万円で購入して、約300万円かけてリフォームしました。元がデザイン物件という感じでしたので、リノベーションとはいえず、リフォームですね。

 

ちょっと狭いかな、とも思ったのですが、「普段は不要なもの、シーズンオフのものはサバべに置いておけばいいや」と思ったのです。

 

どんな家かは、また別途ご紹介しようと思いますが、中古で購入した際には、こんなLDKでした。

urushibara

美容系のサロン?として使われていたらしく、とことん無機質な感じでした。

 

そして、リフォーム後はこんな感じです。

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主だった工事は、壁・天井を漆喰にして、フローリングにしてという感じです。

 

テイスト的には、こちらはナチュラル・モダンという感じです。

 

ここのリフォームの話題は機会あれば詳細をご紹介したいと思いますが、今回の主題は「60㎡で事足りるか?」ですね。

 

実際住んでみると、60平米未満で不便はないかというと、、ほぼないですね。今のところ。

むしろ家の中でごちゃっとした荷物置き場などがない分、気持ち的にもスッキリしています。

例えば、夫婦のクローゼットはIKEAの幅70cmぐらいのが各1台だけです。

以前、賃貸戸建てに住んでいた時は、「90㎡前後ないと余裕がないよな」、と思っていたのですが。今は余裕です。

 

なぜかというと、物が減った、わけではなく、、実はサバべにシーズンオフのものは置いてあって、行くたびに、季節にあわせて、少しづつ入れ替えているのです。

 

さて、自宅が狭小戸建てでよかったと思える理由を挙げると以下です。

 

・戸建が安く買えた

・吹き抜けが気持ちいい(集合住宅では吹き抜けは無理)

・リフォーム代が安く抑えられた(工事面積、エアコン・照明などの設備・器具)

・収納がない分、気持ちがスッキリする(見せる収納を意識する)

・日々の清掃が楽

・物を逃がしておく場所がない分、日々の生活で小まめな掃除を心がける

・冷暖房の効率がいい

・自ずと家族が1カ所に集まる

 

などなどメリットも大きいのです。

 

私が郊外基地を持っていなかったら、この都内の自宅にすべての要求を詰め込もうとしたら、きっと部屋は少なくとも3LDK、購入予算は+1000万円、リフォーム予算は+200万円~、と膨らんだことでしょう。

 

もしくは、3LDKを同予算で確保するために、郊外に住む、通勤時間をかける、という選択になったのかもしれません。

 

家に求められる要素のうち、『おいておく』『あそぶ』は別の場所に逃がしてしまうと普段の棲家はシンプルに実現できるのです。

 

ちょっとわかりづらいかと思うので、こんなのを作って(?)みました。

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独身時代、上京したてはこんな感じ。アパートは、寝に帰るだけ。働くための拠点であればいい。
食事は外食が基本、収納はいらないものは実家に預ければいい。
すなわち、『ねる』『はたらく』がメイン、というかすべて。

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20代後半に差し掛かると、仕事にも経済的にも少し余裕が出てきます。

 

そうすると、買い物も増えて『おいとく』スペースが必要になる、料理なんかもしたくなって『くう』も、友達呼んだりして『あそぶ』、時には『くつろぐ』場所も欲しくなります。

 

彼女が遊びに来る、同棲始める、なんていうとどんどん機能・面積が必要になります。

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結婚した、子どもができた、または作ろうと計画したとします。

 

『そだてる』も入ってきます。拡がっていきます。「子ども2人は欲しい」とかなると必然的に「どうせなら3LDK」というプランになります。

 

場合によっては『親をやしなう』ということも視野に入ってくると、「この機に、二世帯住宅」なんてプランになっていきます。

 

『はたらく』は、どんどん犠牲に。

「都内だと2LDKが限界なので、郊外で3LDKにしよう」という家族会議の結果、通勤時間が90分コース、120分コースに突入していったりします。(お父さん頑張れ・・・)

 

さらに、子育てが終わると、子どもが成人すると、子ども達は「1つ目の輪ゴム図」となって旅立っていくかもしれません。そうすると3LDKの部屋は気づくと、1部屋、また1部屋と空き部屋になっていくでしょう。(私の実家がそうでした)

 

そこで! です。

 

そこで、「ちょい郊外の基地」の出番です。イメージはこんな感じです。

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『おいとく』『あそぶ・くつろぐ』の多くは、郊外の基地、サバーバンベースに預けることで、普段の生活空間はミニマムで済むのです。スペースはあった方がいい、物が置ける場所があった方がいい、でもそれを土地代の高い場所に置く必要は必ずしもないですよね、と。

 

往復する生活の中で、『そだてる』も幅が広がるし、『+α』も実現する可能性が生まれるのです。私の場合は、「DIY拠点」「釣りのボート置き場」に使ったり、「孫とじいちゃんの団欒の場」にも使っています。

(*こちらはまたあらためてご紹介します)

 

仮にですが、サラリーマンで総予算が4500万円だったとして、その枠を1箇所で使い切るのではなく、「4000万円で通勤30分圏内に住む」を実現しつつ、「500万円で実家リノベする、または、500万円でサバベを作って週末は大いに楽しむ」なんていう発想もありなんじゃないでしょうか。

 

「質」を優先する部分と、「量」(面積・容積)を優先する部分で割り切る。これもすごく大事じゃないかなと気づいたわけです。

 

私のやっている郊外の基地を持つという方法が、すべての人の解決策になるとは思いませんが、「1拠点にすべての機能をぶちこむ」のではなく、「複数拠点で解決する、整理する」という視点を持つことで、住まいの企画に新たな解決策が浮かんだり、また、今までやりたくてもできなかったことを、やり始められる機会を創出できるんではないかなと思うのであります。

 

漆原秀

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update:2014-03-17 19:08 author:漆原秀

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