25/08/08 10:00 投稿
ルーバー壁、土間に飛び石、ロフト+小上がり…2025年7月の注目リノベアイデア3選
リノベのトレンド
2025年7月に公開されたリノベーション事例のなかから、注目のアイデアをピックアップ!
定番となったアイデアに新たな工夫をプラスした3つの家をご紹介。目から鱗が落ちるようなリノベーション情報を編集部がギュッと集めてお届けします。読んですぐ役に立つアイデアがいっぱいです。
窓を残しつつ壁を立てるならルーバーが最適!?
日常的に家族が集まってくつろぐリビングは、テレビの位置によってソファなどの家具のレイアウトが決まってしまうことも。窓が多くて電源の場所が限られている時には、窓の前に壁をつくるリノベーションもあります。その壁をルーバー(※1)にすれば、自然光を遮らず、圧迫感のないオープンな空間に。
こちらの住まいは、大きな窓のある東面に天井までのルーバーを造りつけてテレビを設置。リビングだけでなくキッチンや洗面台からもテレビが見やすく、共通の話題でコミュニケーションも生まれます。
窓が多い住まいは明るく風通しがよく開放感がありますが、家具を置く場所が限られるのが難点。ルーバー壁はメリットを損なうことなくデメリットを補うことができるので、壁がなくて困っていた方はぜひ検討してみては。
所在地:愛知県名古屋市中区
施工面積:83.07㎡
家族構成:夫婦
築年数:26年
設計:KULABO(クラボ)
施工: KULABO(クラボ)
改修範囲:フルリノベーション
飛び石があれば、玄関から続く通り土間を土足でも裸足でも
訪れる人が一番最初に目にする玄関。土間(※2)を広くとったりリビングとつなげたりと、家の個性を感じさせるリノベーションも増えてきました。
土間から直接各部屋に入ることができる間取りは廊下をとらない分空間を無駄なく利用できるのが魅力ですが、どこまで土足にするのかは悩むところのひとつ。飛び石はそこを解決してくれるうえに、デザインに遊び心も加えてくれるアイデアです。
マンションでありながら、和風旅館のような玄関土間。木の飛び石に加え、板張り天井や障子風の建具で色調を統一しています。LDKやフリースペースまで行ける通り土間のようなつくりも魅力。
所在地:神奈川県横浜市都筑区
施工面積:89㎡
家族構成:夫婦+子ども2人
築年数:40年
設計:夢工房
施工:夢工房
改修範囲:フルリノベーション
土間とは?(※2)
室内に設けられた土足で歩けるスペースのこと。通常床は張らず、コンクリートやモルタルで仕上げることが多くなっています。内と外をつなぐ空間として昔から多様な使われ方をされてきましたが、現在も収納や趣味コーナーなど様々に活用されています。
ロフト+小上がりでマンションの縦空間をフル活用
マンションを戸建てのように縦空間を活用したい。そんな時は、ロフト(※3)や小上がり(※4)を取り入れると、生活空間がグッと広がります。
片方を採用した事例はままありますが、同じ場所に両方取り入れるのは珍しいケース。圧迫感がでてしまうのでは?と心配になるかもしれませんが、デザインや素材、カラー、そして空間全体とのバランスを工夫することで、適度なこもり感はありつつ窮屈な印象のない特別なスペースができあがります。高低差のある空間は生活にもメリハリが生まれるかも。
リビングの一角に畳敷きの小上がりとロフトをプラス。小上がりが昼はソファ代わり、夜は妻の寝室になる一方、ロフトは単身赴任から戻った時の夫の寝床に。子どもの遊び場にもなるフレキシブルなスペースです。
小上がりはもちろん大容量の収納になっているので、オープンなLDKのなかに、個室と収納の両方を叶えています。
所在地:東京都練馬区
施工面積:60㎡
家族構成:夫婦+子ども2人
築年数:30年
設計:スタイル工房
施工:スタイル工房
改修範囲:フルリノベーション
ロフトとは?(※3)
部屋の一部を2層にした上部空間。最大のメリットは限られたスペースを有効活用できることですが、物の出し入れや掃除にデメリットを感じることも。ロフトとみなされるには建築基準法で条件が決まっているので、専門家とよく相談を。
小上がりとは?(※4)
部屋の床から一段上がったスペースのこと。30~40cmほど高くすることが多く、内部は収納として活用しつつ客間や床座リビングなど幅広い用途として使えるのが魅力。建具を設けなくても空間をゆるやかに区切ることができ、立体感のあるインテリアになります。
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※「ルーバー」とは?
細長い板を平行に一定の間隔をあけて並べたもの。外からの視線や直射光を遮りつつ、風や光を程よくコントロールします。縦横の組む方向や素材によって印象が変わるので、特徴を押さえてイメージに合うものをじっくり選びましょう。