段差と素材でゾーニング、住みながらリノベ、オープン間仕切り…2025年10月の注目リノベアイデア3選

リノベのトレンド

2025年10月に公開されたリノベーション事例のなかから、注目のアイデアをピックアップ!

実際にくらしている家だからこそ、やって良かったアイデアが盛りだくさん。定番となったアイデアに新たな工夫をプラスした3つの家を、編集部が厳選してお届けします。

シーン別に生活空間を分けるための「段差」と「素材」

壁や扉の少ないワンルームのような住まいは便利で開放的。床に段差を設けたり、素材を変えるなどの手法でゾーニング(※1)すると、空間にメリハリが生まれます。色に変化をもたせれば、視認性が高まってデザイン性もアップ!

段差と素材でゾーニング。片付け上手なワンルーム風リノベーション

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間取りを大きく変えず、ワンルーム風の間取りにしたリノベーション。ゆったりとした空間に、あえて段差をつくることで、それぞれのスペースの用途を明確に。部屋ごとに床面がポイントになる個性的な住まいです。

所在地:東京都港区

施工面積:60㎡

家族構成:夫婦

築年数:42年

間取り:2LDK+WIC

設計:entrie(エントリエ)

施工:entrie(エントリエ)

改修範囲:フルリノベーション

ゾーニングとは?(※1)

目的や機能に沿って空間を区分けすること。家づくりにおいては、一般的に、パブリックゾーン、プライベートゾーン、サービスゾーンの3つにカテゴライズされます。日当たりや風通し、周囲の環境、さらに動線なども考慮しながら、しっかりと練り上げていきましょう。

段階的なリノベーションで仮住まいの不安を払拭

全面的にリノベーションしたいけれど、仮住まい(※2)はハードルが高い…。実は、いくつかの段階に分けて、住みながら工事をする方法もあります。長期的な視点で家の維持管理を計画する、小分けリノベーションを検討してみては?

家に住まいながらの分割リノベーション。1回目で収納とキッチンを改善し、残りは2年後に

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こちらのリノベーションは、仮住まいの負担を考え、2回に分けて実施。1度目はキッチンと玄関と洋室、2度目は2年後で、残りのすべてを改修してインテリアも統一しています。
複数回に分けて行う場合、最終的な完成形をしっかりとかため、どことどこを同時に行えば効率がよいのか、リノベ会社と綿密に相談したうえで計画的に実施しましょう。

所在地:東京都板橋区

施工面積:87.8㎡

家族構成:夫婦

間取り:2LDK+WIC

設計:水工房

施工:水工房

改修範囲:フルリノベーション

仮住まいとは?(※1)

リノベーションや建て替えなどの期間に一時的に生活する住宅。一般的な選択肢は、賃貸マンションやウィークリーマンション、ホテルなど。引っ越し代も含めて費用が掛かるので、リノベーション計画と合わせて早めの検討を。

壁の両サイドをオープンにして通気性のよい住まいに

部屋と部屋の間仕切り(※3)には、壁や建具、カーテンなどを使うのが一般的。独立性を重視するなら「壁」になりますが、空気が循環しないデメリットも。両サイドをオープンにすれば、風通しが良くなり、快適な室内環境に。

間仕切壁の両サイドをオープンにしてゆったりつなぐ。風が抜けるワンルームスタイルのリノベーション

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間仕切り壁の左右両側をオープンにした住まいは、LDKと寝室、LDKとウォークスルークローゼット+ワークスペースの2か所に採用し、すべてがゆるやかにつながるワンルーム風に。リビングからプライベート空間を程よく隠しながら、通気性を確保しています。

所在地:東京都台東区

施工面積:76㎡

家族構成:夫婦

築年数:21年

間取り:1LDK+2WTC+ワークスペース

設計: SHUKEN Re(シュウケンアールイー)

施工: SHUKEN Re(シュウケンアールイー)

改修範囲:

間仕切りとは?(※3)

建物の内部空間を区切るもの。壁をはじめとする固定式とドアや襖などの可動式に分けられます。可動式は種類が豊富で、自由にレイアウトできる手軽さもメリット。部屋の用途や生活スタイル、予算に合わせて選ぶことが大切です。

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