ワンフロア30㎡のメゾネットマンションを、風通しよく暮らせる住まいにリノベーション
DATA
間取り図
自らの子育ての経験を踏まえ、暮らしの変化に柔軟に対応できるリノベーションを提案
プライベートを確保しながら風や光と暮らす
もともと壁や扉が少なく、シンプルなつくりのメゾネットマンション。大きな開口部の気持ちよさを活かして、風通しのよい住まいにリノベーションしました。
1階は天井部分を空けた間仕切りで、寝室とウォークインクローゼットにゾーニング。ゆとりをもたせた寝室には、夫のワークスペースと妻の電子ピアノを置くスペースもつくりました。
ウォークインクローゼットの窓側は、あえて壁を作らずオープンに。廊下側も扉を設けていないので、床や壁がつながり広さを感じさせています。
さらに玄関ホールや階段を部屋とひと続きにすることで、光や風が通り抜ける開放的な空間になっています。
コンクリート打ち放しに似合う、長良杉の無垢パネル
2階はLDKのワンルームで、空間の中央にアイランドキッチンを配置。フルオープンなので、生活感がでないよう扉付きの収納をしっかり設けました。キッチンはシンクとコンロを振り分けたII列型。調理の流れをシミュレーションしたり入れるものを想定したりして、自分たちにぴったりのキッチンを造作しています。
内装は無機質なコンクリート打ち放しの中に、ほっとする自然素材の温もりを融合。フローリングはオーク材、キッチンやリビングの造作収納にも明るい色調の木を使いました。1階のウォークインクローゼットには、力強い木目が特徴の長良杉の無垢パネルを採用。墨黒の塩ビタイルやモダンアートとともに生活感が抑えられ、すっきりた印象です。ビフォー・アフター
MATERIAL
床:オーク複合フローリング(ウッドハート/LD)、塩ビタイル(寝室、WIC)
壁:長良杉無垢板パネル(WIC)
INSTRUMENTS
キッチン:造作
リノベりす編集部コメント
1階は寝室とウォークインクローゼットに分かれていますが、程よくオープンな間仕切りを使うことで、通気性も採光性も保たれていますね。どこにいても快適に過ごせる住まいだと思いました。