ヴィンテージ家具や雑貨とラフな仕上げがマッチした住まい
リノベる。 (設計・施工)
DATA
間取り図
都内の賃貸マンションに住んでいた頃から、ヴィンテージ家具や雑貨を集めていた崇島さん夫妻は、子どもが生まれるのを機に引っ越しを考えるように。「もともとリノベに興味があった」という夫は、学生時代の先輩であるリノベる。の古久保拓也さんに相談。会社のイベントに誘われ、デザイナーとして紹介されたのが、なんと幼馴染の高津さんだった。
これは何かの縁だと、物件探しから依頼。東横線沿線、角部屋で窓が3面にあり、四角い間取りの物件が見つかり、購入を決めた。要望は、洋服のパタンナーであり、犬専用の帽子ブランドを手掛ける妻の作業部屋、長いテーブルが置ける日当たりのいいリビング、そして何より手持ちのヴィンテージ家具や雑貨が似合う空間。また、専有面積が約50㎡とコンパクトなため、作業部屋以外はできるだけ部屋を閉じずに広く見せたい、という希望もあった。
イメージを共用して、希望の雰囲気に仕上げる
そこで高津さんはリビングに高さ1mほどの壁をパーティションのように置いて、その奥を寝室にするプランを提案。寝室は天井が低くてもいいと割り切り、床から50㎝立ち上げて、床下を物入れにすることで収納不足も解消できた。立ち上げた壁は奥行きを取って、寝室側を本棚に、リビング側には作業テーブルを置いた。
「置きたい家具や小物があるとすぐ、高津さんにラインで連絡しました」と夫。何でも言い合える仲だから、イメージを共有するのも早かった。オークの無垢材を張った床や一部板張りにした壁など、ヴィンテージな雰囲気のLDKとは対照的に、玄関からリビングに入るまでの廊下、洗面脱衣室などは壁の塗装を光沢仕上げにするなど無機質な印象に。「リビングに入ったときに、よりほっとできるよう、コントラストをつけました」と高津さん。住み始めてからも、少しずつ小物を増やしたりグリーンを買い足したりして空間づくりを楽しんでいる。
撮影/遠藤宏
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ビフォー・アフター
MATERIAL
*玄関
床:モルタル
壁、天井:塗装
*廊下、LD
床:オーク無垢フローリング
壁、天井:塗装
*キッチン
床:オーク無垢フローリング
壁:塗装、一部タイル
天井:塗装
*寝室
床:ラワン合板
壁、天井:塗装
*洗面脱衣室、トイレ
床:塩ビタイル
壁:塗装、一部タイル
天井:塗装
INSTRUMENTS
*キッチン
サンワカンパニー
(MUJI+KITCEN)
レンジフード:渡辺製材所
*サニタリー
洗面ボウル、水栓、
ミラーキャビネット
:サンワカンパニー
ユニットバス:TOTO
トイレ:パナソニック