インナーテラスが主役！素材感を大切にしたスタイリッシュリノベ
SCHOOL BUS｜スクールバス空間設計 (設計・施工)
ゆったりとした空間と時間が似合うLDK。床のタイルや無垢板は大判を使うことで、のびやかな大空間となっています。
DATA
間取り図
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
凹凸を活かして暮らしやすく、光を感じる間取りへ
2面採光ではあるものの家の奥まで光が届きにくかった間取りの物件。そこで、生活のどのシーンでも陽射しを感じられるよう、新たに線を引き直し、一から間取りを見直しました。奥まって孤立していたキッチンは移動させ、窓の景色を楽しみながら料理をすることができるオープンタイプに変更。もとのキッチンがあった場所は、大きなウォークインクローゼット設置しました。ここに、すべての収納を集約することで、LDKの形がすっきりとまとまり、広く空間を使えるようになりました。
夫妻が最も気に入っているインナーテラスは、ガラスのパーテーションや床をタイルに切り替えることでゆるくゾーニング。温かな陽射しのなかで、読書をしたり、夜にはお酒を楽しんだりと、リビングとはまた少し違う非日常感を満喫できます。
インナーテラスには、ソファを置いて夫婦思い思いの時間を過ごせます。出窓には小さな植物を飾って、無機質な空間のなかにも温かみをプラス。
ダイニングとの境にはガラスのパーテーションを建ててフォーカルポイントに。黒いフレームがインテリアをグッと引き立てます。
さまざまな素材を織り交ぜたながらも、シンプルでスタイリッシュな住まいに
夫妻が目指したのはシンプルな住まい。床は無垢材を使い、ステンレスやアイアン、タイルなど硬質な印象のある素材を取り入れることで、生活感を抑えたスタイリッシュな空間に仕上がりました。
また、ゆったりとしたLDKは、躯体現しの天井や床の仕上げに変化をつけることで、空間にメリハリをつけ視覚的なゾーニング効果を得ています。
インナーテラスの奥にある収納と大きなウォークインクローゼットを取り入れたことで、余計な家具を置かずに最小限のものだけ置けるすっきりとした住まいに。ミニマルな暮らしにこだわる夫妻らしさが感じられる、シンプルでスタイリッシュな住まいになっています。
躯体現しのリビングの天井は、あえてクリア塗装取り入れ素材の表情を活かしています。余計なものは置かない洗練された空間に。
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コンロ側はクリア板で仕切ることで、開放感は損なうことがなく油跳ねなどをしっかりと防いでくれる機能的なキッチンに。
陽当たりのよいインナーテラスには、天井に黒いアイアンの物干しを設置。濡れたものや洗濯物をサッとかけることができ、多目的に利用できる空間です。
キッチンは、躯体現しの空間に合わせステンレス製をチョイス。床のヘキサゴンタイルがアクセントに。
洗面所は、横に十分な広さを取り2人並んで使うことも可能。鏡を横長に設置することで、空間に広がりをもたせています。
洗面台は、壁付けの水栓とタイル壁でお手入れのしやすさも重視。目地をグレーにすることで色のコントラストがやわらかく演出されています。
トイレは、壁にモルタル、床にはタイルを使いスタイリッシュなしつらえに。ステンレスの手洗いシンクがモルタルの壁に馴染みます。
洋室の1部を取り込み、広い土間玄関に。室内窓を取り付けて窓のない洋室にも採光を取り込みます。
MATERIAL
床：無垢フローリング（リビングダイニング、ホール）、平田タイル（サンルーム）、モルタル（玄関）
壁：タイル（洗面所）、モルタル（トイレ）
天井：躯体現し（リビングダイニング、サンルーム）
INSTRUMENTS
扉：造作（リビング）
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リノベりす編集部コメント
さまざまな素材がバランス良く配置され、上手くまとまった住まいになっています。インナーテラスは使い勝手がよく、夫妻それぞれの使い方を見つけて楽しめそう。おうち時間が充実するリノベーションになっていますね。