【花想容(かそうよう)】大正期に建てられた日本家屋で着物やお茶の魅力と出合う@目白

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四季折々の表情が楽しめる中庭を通り店内へ。歩きやすいよう、庭師に依頼して庭石などを移動した。庭にせり出した広い濡れ縁は、リノベーション時に新たに設置した

建具は、大正11年の建築当時のものをそのまま活かした

中野さんが染めた反物をはじめ、全国から仕入れた反物や帯、和装小物などが豊富に揃う

カフェスペース。基礎から修復した床以外は、既存のディテールを大切に残した。押し入れは、小物類を飾る棚に

建物の横の細い小路が入口。まるで大正時代にタイムトリップしたかのような、非日常空間へとつながる

店内で反物を広げながら、お客様との会話を楽しむ中野さん

目白駅からも程近い閑静な住宅街に、90年の歴史を重ねた一軒の日本家屋がある。中野光太郎さんはこの建物を改修し、カフェを併設した着物のお店「花想容」へと蘇らせた。美しい庭を眺めながら味わう、抹茶やあんみつは格別。着物のデザインや染色を手掛ける中野さんは、定期的に絞り染めの教室も開催。着付けやお香の教室も人気が高い。「この場所をきっかけに、着物をもっと気軽に楽しんでほしい」。それが中野さんの願いだ。(取材・文/杉山正博 撮影/難波雄史)

花想容(かそうよう) 東京都新宿区下落合2-19-21 telephone*03・3565・3265

open*11:30〜18:30 月・火・祝定休(水曜はカフェ定休)http://kasoyo.com/

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