猫とバイクと菜園と。好きなことを追求した古民家リノベーション
G-FLAT(ジーフラット) (設計・施工)
DATA
今あるものを生かし、少しのデザインとアイディアで劇的に変化させる
古い輪郭を残しつつ、快適で便利な住まいに
格子の木製建具や日だまりをつくる縁側。そんな昭和の趣きが薫る古民家に暮らすのは、Uさん夫妻と2匹の猫たちです。もともと「おばあちゃんの家のような一軒家に住みたい」と思っていたUさん夫妻は、G-FLAT(ジーフラット)に出向いたとき、初めて「中古物件を購入してリノベーション」という方法を知ったのだそう。ワンストップで物件探しから依頼したところ、程なく古い風情がそのまま残る今の家が見つかりました。
年数なりの傷みはあったものの、状態のよい古い柱や建具は再利用。どこか懐かしい雰囲気を壊さないようにしつつ快適さを高め、好きなものと一緒に暮らせる間取りに変更しました。キッチンとひと続きで、中央を一段低くしてこたつを置いたリビングは、家族や愛猫たちはもちろん、訪れる友人にも大好評。すぐ横に縁側があることで、明るく開放的な空間になっています。旅先のように、ゆったり時間が流れる寝室
寝室はまるで和風旅館のような佇まい。風情のある竿縁天井や柱、格子戸はそのまま活かし、一部畳を残しながら床はすっきりとしたフローリングに変更。ベッドをつけた壁は、Uさん夫妻の手でラフな質感に塗り上げました。
引き戸の玄関は和室を取り込んで土間を拡張。時間や天気を気にせずバイクのメンテナンスができる、夫の趣味スペースに生まれ変わっています。広さがあるので、テーブルでお茶を楽しんだり、家庭菜園の準備をしたりと、使い方は多種多様。またリビングからバイクを眺められることで、くつろぎ時間の満足度もアップしています。ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
伝統的な日本家屋の古くて素敵な建具を残しながら、住みやすい家に生まれ変わっています。リビングのこたつスペースは囲炉裏があるようなあたたかい雰囲気で、時間がゆっくり流れそうですね。