戸建てからマンションへ住み替えリノベーション。すっきりと洗練されたナチュラルスタイルに
駿河屋 (設計・施工)
住まいのテーマは「自然素材をふんだんに使ったナチュラルなテイスト」。床壁天井の内装材はもちろん家具や収納にも本物の天然素材にこだわっています。
DATA
創業1657年。心と身体と環境にいい家づくりを目指す
自分たちや親の将来を見据え、広すぎる戸建てからちょうどいいマンションへ
閑静な立地にある3階建てマンションの最上階を、リノベーション前提で購入したHさん夫妻。以前は2階建ての一軒家に住んでいましたが、夫婦2人暮らしには広すぎて、1階はほとんど使っておらず、掃除も大変だったのだそう。また、駅から遠いことや自然災害のリスク、通勤時間の長さなども気になっていました。
そこで妻の実家近くへの住み替えを決意。アドバイスをもとに引っ越しの方角や時期を慎重に見極め、途中で希望のエリア内の別の家に仮住まいをしながらベストなタイミングを待ちました。物件探しから資金計画、リノベーションまで依頼したのは、駿河屋。「2人にとってベストな方角、日当たりの良さ、ハザードマップ上で安全な地域であること、3階以上の階数」などを条件に探してもらい、今住んでいるマンションが見つかりました。
夏は直射日光が入らず、冬は気持ちのよい陽光が差し込む住まい。妻の実家とは何かあった時にも駆けつけやすい距離感で、将来的には親との同居も視野に入れて物件を決定しました。
セレクトショップさながらにカッコいい趣味スペース
間取りは一般的な3LDKから1LDKに変更。部屋数を減らし、趣味用の納戸や生活用品のための収納にスペースを割り当てました。
夫の趣味である山の道具は、玄関を入ってすぐの場所にディスプレイ収納。有孔ボードに吊るした収納は素材や色彩もバラエティ豊かで、見た目も楽しいショップのような空間になっています。
キッチン用品や衣類など生活に必要なものの収納は、使い勝手や動線を検討し、最適なスペースを確保。扉付きにすることで、すっきりとした居心地のよい部屋をつくっています。
取り出しやすく戻しやすい、趣味用の収納スペース。山に行く準備もスムーズです。
「引っ越しを機に断捨離を進め、この家に合うものだけを置きました」とHさん夫妻。
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ダイニングテーブルは駿河屋でオーダーしたもの。天板は夫の出身地である旭川の樺の木を使用。
家具蔵（KAGURA）で購入した無垢材のダイニングチェア。テーブルとのバランスを考えて選びました。
南側がリビングダイニングと和室に分かれていた間取りを、明るく開放的なワンルームに。
本物の自然素材をふんだんに使った和室。穏やかな自然光が入り、心地よく過ごすことができます。
収納する部屋が並ぶレイアウトですが、風が通る工夫も。
ショップのような玄関でお出迎え。有孔ボードやパイプハンガーの収納はカラフルで楽し気な雰囲気です。
今まではカラーボックスに入れていた山の道具。オープン収納で一目で見渡せるようになりました。
清潔感のある白で統一した洗面脱衣室。実用的な小物はすっきり隠して。
MATERIAL
床：ヒノキ（奈良県吉野産・自然乾燥）
壁：珪藻土（100％北海道稚内産）
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リノベりす編集部コメント
採光も通風も心地よい間取りに加え、自然素材の内装や家具で、大人のナチュラルスタイルが完成しています。山の道具が整然と並べられた趣味スペース、扉付きの棚ですっきりしたLDKと、収納の仕方も参考になりそうですね。