開放感×明るさ×好みのインテリアで、自分たちらしさが光る住まいに
スタイル工房 (設計・施工)
既存のLDKと居室は間仕切り壁を取り払って大空間に。コーナーに分けてLDKと寝室を配置することで、緩やかにゾーニングした。壁で閉ざされた印象のキッチンは、向きを変えてアイランド型に変更することで、LDとの一体感が高まり、家族とコミュニケーションしやすい空間に。さらに、スペースを無駄なく効率よく使うため、壁際に背面収納を集約したので家事もしやすい。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
暮らしやすさにこだわって、間仕切り壁の撤去でワンルームに！
「新婚旅行の次は家だ！」とHさん夫妻は、新築の戸建やマンションを見学したものの、どれも同じ間取りに見えてピンとこなかったそう。そこで、「中古リノベなら好きな間取りにできる」と方向転換。物件探しから設計・施工まで対応してくれるスタイル工房のワンストップサービスを利用することに決めた。
紹介された約20の物件のなかから選んだのが、築15年のマンションの角住戸。「角部屋の明るさを生かした開放的な間取りを」と、3LDKだった間取りは居室の間仕切り壁を取り払ってワンルーム感覚で使えるオープンな空間に。LDKと寝室をひとつの空間にゆったりと配置し、隣り合う2つの個室は、ウォークインクロゼットやシューズクロゼットなどにつくり替えた。その結果、扉が玄関ホール、トイレ、お風呂の3カ所にしかないという大胆な間取りに。「当初から間仕切りや扉のない、ひと続きの空間をイメージしていたので」という夫妻にとって、納得の間取りが完成した。
白を基調に、無垢床やアクセントウォール、格子の間仕切りなどを取り入れたナチュラル＆シックなインテリア。壁面の造作家具も木製で揃え、木の温もりにあふれている。収納は、中が見えない扉付きと見せるオープン棚を組み合わせることで、スッキリした見た目と使いやすさを両立させた。
色味を抑えて、飽きのこないナチュラルテイストに！
中古×リノベは自分の好きなインテリアにできる点にも魅力に感じていた夫妻は、「床は無垢材を使いたい」と、色味や質感が気に入ったクルミの無垢フローリングを採用。壁や天井は爽やかな白で統一し、アクセントカラーのグレーを壁の一部に取り入れて、クルミの木目×白×グレーが調和した程よいカッコ良さがただよう空間に。自然素材を使ったシンプル＆ナチュラルテイストに、濃紺の建具類を適所に加えることで、空間全体をピリッと引き締めているのも特徴的だ。色味を抑えた分、置き家具のデザインやカラーでインテリアの雰囲気を変えられるのも、暮らしに楽しみが広がるポイントとなっている。
当初からの望みどおり、飽きのこないナチュラルテイストに仕上がった住まいで、夫妻は心地よい光や風に包まれながら、開放的な暮らしを満喫している。
アイランドキッチンは、ステンレスのカウンターや薄型のレンジフードを選んでシャープな印象に。青いアクセントタイルの向こう側を通り抜けられるようにしたので、回遊性が生まれて動きやすい。
お気に入りのペンダントライトを取り付けたダイニング。壁面には作業スペースとしても使えるカウンターを造作し、上部に可動棚を取り付けて書棚として利用している。
そのほかの画像を見る
2面の窓からたっぷりの採光が得られるリビング。新設したライティングレールに取り付けたスポットライトの角度を調整することで、シーンに応じたライティングが楽しめる。
寝室コーナーの間仕切り壁に取り付けたガラスの一部は、凹凸のある柄入りガラスを選んで視線をさりげなくカット。格子もリビングドアなどの建具と色を揃えてシックな雰囲気に。
濃茶の天井で落ち着いた雰囲気の寝室コーナー。キッチンとの間仕切りに、ガラス格子と腰壁を用いているが、圧迫感が出ないよう、格子の上段にクリアガラス、下段に柄入りガラスを組み合わせた。
寝室コーナーの窓から入った日差しは、ガラス格子を介してキッチンまで届く。実は当初のプランニングでは、寝室は個室だったそうだが、夫妻の希望で現在のオープンな間取りに変更となった
正面奥に見えるのが新たに設けたリビングドア。その手前にチラリと見える扉のない入り口が、既存の洋室を利用して新設したウォークインクロ－ゼットだ。
バルコニー側の扉から光と風が入って快適なウォークインクロゼットは、「中で着替えられるようにしたい」という要望からゆったりした広さに。廊下を挟んで洗面室があるので身支度もしやすい。
LDKとのつながりに配慮し、洗面室は扉を外して腰壁で間仕切りを。さらに洗面台と洗濯機置き場を入れ替えて使いやすさを高めた。
モザイクタイルでアクセントを付けた洗面台の脇に、タオルなどを収納する棚を造作。この右隣に洗濯機置き場がある。
トイレは片開きドアから引き戸につくり変え、シックな内装に刷新。便器もタンクレスタイプに取り替えて、機能・性能ともにUP。
左側にあった洋室を撤去し、広々とした玄関ホールに。大きなガラスをはめ込んだリビングドアからは、光や人の気配が伝わる。
玄関脇にあった洋室の一部をオープンなシューズクロゼットにつくり変え、床を張って室内からも行き来しやすいように配慮した。
シューズクロゼットの奥に新設した納戸。両脇の袖壁で空間を緩やかに仕切っているので、窓からの光がホールまで届いて明るい。
MATERIAL
床：クルミ無垢フローリング（クリア塗装）
造作家具
INSTRUMENTS
キッチン：TOTO
ユニットバス：TOTO
洗面台：パナソニック
トイレ：TOTO
この事例のリノベーション会社情報をみる
