オープンな間取りで部屋を広く！ユーズド感を持たせて好みの内装に
スタイル工房 (設計・施工)
仕切り壁に向かって立つスタイルからオープンに。明るく開放的で、子供の様子もわかって安心。
DATA
なかなか希望の物件が見つからず、困っていたＯさん夫妻。そこで、スタイル工房なら、物件探しから相談でき、リノベーションもしてくれるワンストップサービスがあることを知って、依頼することにした。そして出会った物件が、希望のエリアで築1年半の戸建住宅。築浅だったこともあり、建物自体は新しくきれいで、耐震性もしっかりとしていたので、Ｏさん夫妻は購入に踏み切った。
しかしながら、内装が自分たちの好みでない上に、空間が壁で区切られ、部屋を広く使えない点がネックに。特に間取りは、「子供が小さいうちは、部屋を区切らずに広々と使いたい」と、夫妻はスタイル工房にリクエスト。さらに、「既製品や新建材のピカピカした感じより、使い込まれた風合いが好き」と、内装デザインに対する思いも伝えた。
撤去可能な壁を取り払って大胆に変更。素材や色でユーズド感を
早速、スタイル工房は、耐震性に影響のない柱や壁を精査し、LDKに閉塞感をもたらしていた吊り棚付きの対面キッチンを、オープンキッチンに変更。位置もダイニング向きからリビング向きにすることで、開放感とともにコミュニケーションしやすいLDKに大変身させた。また、隣り合う2つの洋室は、廊下を含めてひとつながりの子供室に。構造上取り除けない壁は、子供のお絵描き壁に活用している。
内装については、LDKの床をレッドパインの無垢材に張り替え、ダークブラウンに塗装することで使い込まれた風合いに。一方、子供室はレッドパインの床をクリアオイルで塗装し、明るい雰囲気に仕上げた。室内ドアや収納扉などは、素材や色合いでユーズド感のあるデザインにするなど、細部による工夫でＯさん夫妻の要望を実現。自分たちらしい個性が光る、開放感たっぷりの家が完成した。
【設計・施工 スタイル工房】自然素材を生かしたリノベが得意 中古探し・資金計画からの無料相談会も開催中この会社のプロフィールページを見る
無垢の床が温もりを添えるLDK。キッチンは、木目が美しい家具調デザインを選び、壁にはシックな色のタイルを貼った。
2つの洋室と廊下を一体化させた子供室。耐震性の観点から残した壁は、完成後に珪藻土が塗れるよう、下地のみの施工に。
クックカウンターの脇にパントリーを新設。当初は、入り口の壁をクロスにする予定だったが、「素材感をより楽しめるように」と、モルタルに変更した。
耐震の面で撤去できない2本の柱は、板を渡して飾り棚に。お気に入りの小物を並べて楽しむ、憩いのコーナー。
キッチンから奥の寝室まで見渡せるので開放的。リビングは吹き抜けの梁にライティングレールを取り付けて、照射角度が変えられるスポットライトを追加した。
ブルーのアクセントカラーが印象的な2階の洋室。床をLDKと同じレッドパインの無垢材にそろえて、フロア全体に一体感を持たせた。
タモ材で造作した洗面カウンターは、壁にグリーンのタイルを貼ってアクセントに。左脇にはオープン棚を造作。
左手にあった靴箱を撤去し、壁をくり抜いて、隣接する部屋の収納を玄関側から使うシューズインクロークに。正面の収納扉は古材風のデザインを。
子供室のドアを作り、濃茶の塗装で家に馴染んだ印象に。扉のチェッカーガラスは、人の気配を玄関に伝える。
MATERIAL
床：レッドパイン無垢材＋テラオイル塗装（2階）、レッドパイン無垢材＋クリアオイル塗装（1階）
壁：モルタル（キッチン背面）
造作：アルダー（棚）、タモ集成材（洗面カウンター）
INSTRUMENTS
キッチン：GRAFTEKT
この事例のリノベーション会社情報をみる
