回遊動線とフレキシブルなワークスペース。暮らしやすさにもこだわったミッドセンチュリースタイルリノベーション
アズ建設 (設計・施工)
マホガニーの無垢フローリングが広がるリビングダイニング。ヴィンテージ家具や照明器具を厳選し、キッチンの前にはコペンハーゲンリブの腰壁を造り付けました。
DATA
間取り図
技術力の高さに定評、ライフスタイルに合わせたこだわりの詰まったリノベーションを提供
時が経つほど味わいを増す、マホガニー無垢材の床
住み慣れた3LDKのマンションを今のライフスタイルに合わせた家にしよう、とリノベーションを決意した施主夫妻。思い切って部屋数を減らし、広さと収納を確保した1LDKに変更しました。
テーマは、ミッドセンチュリーのデザインを取り入れた住まい。好きな家具や照明に合わせて、床には経年変化が美しいマホガニーの無垢フローリングを敷き詰めました。
天井は解体した時に状態が良かったこともあり、あえて躯体現しに。
マホガニーのもつ優美な雰囲気とコンクリートのクールな質感が程よく響き合い、個性的なミッドセンチュリースタイルをつくり上げています。
さりげなく置かれたヴィンテージ家具やアート、そしてLouis Poulsenのペンダント照明。愛着のあるものが暮らしの中に美しく溶け込んでいます。
ライフスタイルに合わせたオープンプラン
LDKは、一つの空間にリビング、ダイニング、キッチンをレイアウトしたオープンプランに。空間に連続性をもたせることで、限られらたスペースでも広々とした印象になっています。
リビングの一角は、収納を間仕切りのように利用したワークスペースに。天井のアイアンパイプにカーテンを吊るせば、リモート会議にも対応するクローズドな空間に早変わりします。
ダイニングとキッチンの間には、コペンハーゲンリブの腰壁を設置。壁側のキッチンから視線を外し、その存在感で意外性のある空間に仕立てました。
壁を取り払い、大きなワンルームのLDKに。広さはもちろん採光や通風もアップし、居心地のよい住まいに生まれ変わりました。
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赤みのあるマホガニーとグレーのコンクリート天井、白い珪藻土クロスで構成されたLDK。
リビングには大容量の収納も。湿気の溜まりにくいルーバー扉を取り付けました。
輸入物のルーバー扉は本物の木ならではの素材感が魅力です。
ガラス面を大きくとった、オリジナルの室内ドア。
玄関～キッチンに直接入る動線上にも収納を。来客時にはカーテンで間仕切ります。
両サイドに読書灯とコンセントを設置したミニマルな寝室。上部には収納もつくりました。
漆喰壁を背景にレコードやアートなど好きなものを並べて。
玄関は収納をたっぷり確保しつつ、統一した色調と大きな鏡で広がりを。
クリームベージュの扉で縦横木枠を強調した玄関収納。レトロな雰囲気が目を引きます。
清潔感とお手入れのしやすさを考慮しながら、部屋のデザインに合わせて造作した洗面台。
細部にもこだわり、アメリカンスイッチを採用しました。
廊下や寝室は直付けライトを使用。どこか懐かしい雰囲気に。
ダウンライトなどのすっきりしたものを避けることで、あえて今っぽさを抑えました。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：マホガニー無垢材、塩ビタイル
壁：珪藻土クロス、漆喰
天井：躯体現し、クロス
建具：造作、輸入、LIXIL
INSTRUMENTS
キッチン：LIXIL
浴室：TOTO
洗面台：造作
トイレ：LIXIL
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リノベりす編集部コメント
マホガニー無垢材を張り、腰壁や家具も木の温かみを前面に出したことで、素材感のあるミッドセンチュリースタイルになっていると思います。あちこちに散りばめられた、ちょっと懐かしい雰囲気のアイテムも魅力的です。