収納をとことん追求した家族3人42㎡のマンションリノベ。無駄のない小上がりダイニングも秀逸！
アズ建設 (設計・施工)
2部屋つなげたオープンなLDKに、ナラ無垢材の小上がりをプラス。床下は2Lのペットボトルが入る引き出し収納。ステップは可動式なので出し入れも簡単です。
DATA
間取り図
技術力の高さに定評、ライフスタイルに合わせたこだわりの詰まったリノベーションを提供
ナラ無垢、漆喰をふんだんに使った開放的なLDK
築50年のコンパクトなマンション。狭さを感じさせる仕切りをなくし、開放感あふれる住まいにリノベーションしました。
屋外に面してリビングと洋室に分かれていた既存の間取りは、壁を取り払ってオープンなLDKに変更。もともとリビングだった場所を小上がりにして、床座のダイニングとしました。メインの床材にはナラ無垢材を使用。リビングは乱尺張り、小上がりは市松模様に仕上げることで、素材の統一感をもたせつつ、スペースの印象を変えています。リビングの壁や天井は、施主が自ら手がけた漆喰塗り。本物の自然素材が家全体を包み込み、心地よい空気とミニマルな美しさを同居させています。
子どもでも簡単に上がれるよう、可動式のステップを造作。小上がりもステップも、市松模様でちょっとレトロな仕上げに。
機能的な収納でキッチン全体を使いこなす
リノベーションで重視したのは「どこに何を置くか」を考え、入れるものや使い方まで綿密にシミュレーションした収納プラン。例えば小上がりの下部は、2Lのペットボトルが入る高さを確保しながら、腰掛けやすいつくりにしました。
一方キッチンの収納には、高さや奥行き、コンセントの位置などを細かく見極めた、オリジナルのキャビネットを設置。作業台としてもテーブルとしても使えるようにすることで、スペースを有効利用しています。キッチン本体は「大きいシンク」を叶えるため、天板をオーダー。キャビネット同様ナラ材を使った下台には、物の出し入れが簡単なオープンタイプを採用しています。
ブルーのタイルが印象的な壁付けキッチン。当初から希望していた大きなシンクで料理や片付けが快適に。
キッチン本体の作業スペースは狭くなりましたが、背面には収納スペースを兼ねた作業台があります。
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洋室を取り込んだ、ワンルームのLDK。キッチンの向きを90度変えてダイニングとスペースを分けました。
リビングの壁と天井の漆喰仕上げは施主のDIY。
床の張り方を変え、段差を作ることで、メリハリのある空間に。
畳を敷くことが多い小上がりも、無垢材を使うとインテリアに統一感がでます。
レンジフードとコンロは既存を活用し、コストダウンを実現。
靴箱は、棚板を斜めにして狭いスペースでも収納量アップ。
洗濯機の高さギリギリに棚を設けることで効率のよい収納に。
洋室のクローゼットも使いやすく整えました。廊下側からの収納とともに扉をなくし、すっきりと。
MATERIAL
床：無垢ナラ材
壁：漆喰、クロス
天井：漆喰、クロス
INSTRUMENTS
キッチン：造作
洗面台：造作
浴室、トイレ：既存利用
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リノベりす編集部コメント
使用場所に合った収納をしっかり設けているので、スペースに無駄がないですね。コンパクトなマンションだからこその工夫があり、心地よい暮らしができそうです。多目的な小上がりがあることで、収納もインテリアもまとまっています。