新鮮な空気に満たされる心地よさ！ “大人シック”なデザインも◎
スタイル工房 (設計・施工)
仕切り壁や吊り棚で囲まれていた壁付けキッチンは、リビングに向かって立つオープンな対面式に変更。LDKが一体化され、バルコニーからの光や風が行き渡る。グレーのアクセントウォールや濃茶のフローリングで“大人シック”な空間に。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
自由に行き来できる回遊動線の工夫で、家じゅうに風が通り抜ける！
今まで住んでいた3LDKのマンションをリノベーションすることにしたTさん夫妻。「自分たちがしたいと思っていた施工例がホームページにたくさんあったから」と、スタイル工房にリノベーションを依頼した。夫妻が思い描いていたのは、家全体がつながる風通しのよい間取りや、思い思いに使える多目的スペースを新設すること。愛犬にも配慮して、床は傷がつきにくく手入れがラクなものにすることにあった。
それに応えてスタイル工房は、リビングダイニングの横にあった和室を撤去してリビングに取り込み、キッチンをオープンにつくり変えてLDKを広げるプランを提案。さらに、和室と寝室の間にあった洋室は、リビングとオープンにつながる多目的スペースや、リビングと寝室を通り抜けられるウォークスルークロゼットにつくり変える案をプラス。また、玄関ホールの間口を広げて引き違い扉を設置することで、マンションとは思えない広がり感をもたらすというプラスアルファのアイデアも。「提案していただいたプランが予想以上で！」と、夫妻の期待が膨らむなかリノベーションは始まった。
キッチンの前に、室内窓を取り付けた仕切り壁を設けて多目的スペースを新設。ここはもともと個室があった場所だが、スペースの半分を多目的スペースに、残りをウォークスルークロゼットに活用した。廊下に設けた収納の一部は、下をオープンにして愛犬用のトイレスペースとして使っている。
“大人シック”がテーマの内装は、愛犬にとっても快適な空間に！
願いどおり、爽やかな風が家じゅうを通り抜け、穏やかな光が隅々まで届く心地よいT邸。内装デザインは、手持ちの家具や小物に合わせて床や造作家具を濃茶で統一し、空間のアクセントになるクロスやタイルも上品な色・柄を選んで、妻好みの“大人シック”に。多目的スペースに取り付けた室内窓や玄関ホールの引き違い扉も、端正なデザインや落ち着いた色で仕上げることで、大人の雰囲気ただようシックな空間にまとめた。また、愛犬との暮らしで気にかけていた床材は、擦り傷に強く、耐水性もある高機能床材を廊下やリビングに採用。床暖房にも対応しているので、家族みんなにとっても快適な環境になっている。
暮らしやすさと好みの内装デザインが融合し、プラスアルファのアイデアも盛り込まれて完成した住まいに、「ワクワクするリノベーションができました」と、夫妻は納得の表情を見せた。
ダイニングの壁一面には、テレビ台を兼ねたカウンターを造作。延長線上に置かれた家具の上部に飾り棚を造り付け、壁面をリズミカルに演出した。
既存の和室をつくり変え、LDKと一体化させたリビング。その脇に設けた仕切り壁の向こう側に、多目的スペースがある。この壁に取り付けた室内窓は、上部を開閉できるので風が通って心地よい。
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書斎として使う予定だった多目的スペースは、思いのほかこもり感が心地よく、今はバーカウンターとしても活用しているそう。
仕切り壁の絶妙な配置でゾーニングされた多目的スペース。LDKにいる家族の気配も程よく伝わり、居心地がよい。
ダークブラウンに塗装された造作カウンターや、アンティークガラスをはめ込んだ室内窓で、落ち着いた雰囲気に。
味気なかった洗面台は、オリジナルデザインの造作に。散歩帰りの愛犬の足が洗いやすいよう、シンクは大きめサイズを採用した。
トイレは設備機器や内装を刷新。壁のアクセントタイルは妻が選んだもので、洗面室と同じデザインに仕上げて水回りに統一感を。
玄関に隣接する水回りを、反対側のバルコニー方向へずらして広げたホール。廊下側に取り付けた引き違い扉が奥行き感を高める。
シューズクロゼットもスペースを拡充。容量アップに加え、新たに取り付けた棚やポールでしまいやすく、使い勝手も抜群だ。
リビングの多目的スペースから、ウォークスルークロゼットを介して主寝室へとつながる。床は寝室と同じナラ無垢フローリング。
アクセントクロスや濃茶の床で、大人シックに仕上げた寝室。出入り口はウォークスルークロゼット側と廊下側の2か所に設けた。
MATERIAL
床：パナソニック アーキスペックフローリング（リビング・廊下）、ナラ無垢フローリング（寝室・WIC）
洗面台：造作
INSTRUMENTS
キッチン：TOTO
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