回遊できて遊び場もたくさん！沖縄の古民家をイメージした二世帯住宅リノベ
スタイル工房 (設計・施工)
既存のリビングダイニングに隣接していた洋室を取り込んで、5人家族がのびのび過ごせるLDKに。キッチンは壁付けからコンパクトなⅡ型に変更して、左手に冷蔵庫置き場を兼ねた大容量のパントリーを新設した。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
風通しの改善や将来の子ども部屋の確保がリノベのテーマに
Kさん一家の住まいは築33年の2×4（ツーバイフォー）住宅。上下階で分かれた二世帯住宅で、以前は祖父母の住まいだった1階にKさん一家が、2階には両親が暮らしていた。リノベのきっかけは、1階と2階を入れ替えることになったため。1階の親世帯はおもに設備の入れ替えをして、2階の子世帯は間取り変更をともなうフルリノベを行うことにした。
将来、子どもたちに個室を与えられるようにしておきたい、風通しの悪い間取りを改善したい、沖縄の古民家のような内装にしたいなど、リノベで叶えたい希望がいくつもあったというKさん。リノベの設計＆施工は、以前に一度問い合わせをして資料を送ってもらったことがあったスタイル工房に依頼。プランがユニークだったことや、2×4（ツーバイフォー）住宅のリノベ実績が豊富だったことが決め手になった。
大きな丸テーブルを置ける広さを実現できたリビングダイニング。床にはあづみの松の無垢フローリングを採用。黒のナチュラルコート塗装を施した。あらわしにした補強梁は、既存木部に溶け込む色でオイル塗装を施して使い込まれた木の質感に。
子どもがのびのび遊べて大人の目も届きやすい開放的な住まいに
スタイル工房がKさんに提案したのは、できるだけ間仕切りを減らした回遊動線のある間取り。3人の子どもが広い空間でのびのび遊べて、両親がその様子を見守りやすいよう配慮されている。リビングからつながるインナーテラス風の空間に設けたカウンターデスクや、小屋裏を活用したキッズスペースなど、子どもたちが思い思いに過ごせる場所も用意。広めに設けた寝室は、将来子ども部屋に振り分けることも想定している。
さらに、Kさんの希望のだった沖縄の古民家のような雰囲気は、落ち着きのある濃い色味のフローリング材や風化したような石目調のフロアタイルで実現。回遊動線やファミリークローゼットなどの大型収納は家事の時短にもつながり、家族の時間をめいっぱい楽しめる住まいが完成した。
住まいの南側は、リビングから自然につながるインナーテラス。石目調のフロアタイルを採用して、沖縄の古民家の雰囲気を演出した。夏はここを涼しい風が通り抜ける。
以前リビングがあった場所は、廊下を兼ねた多機能なスペースに。みんなで囲める場所にピアノを置き、根太を利用してブランコも設置。LDKのすぐ横なので様子を見守りやすい。
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遊びに来た友だちも大喜びしそうな、小屋裏を活用したキッズスペース。「こもれる」空間ながら、視界も風通しも良好！
キッズスペースの下部はファミリークローゼット。洗濯物の片付けが一度に済み、各部屋にクローゼットが不要で空間を広く使える。
LDKと寝室をつなぐインナーテラスには、カウンターデスクを造作。子どもたちが並んで使えるように、幅もたっぷりと確保した。
カウンターデスクの背面側の子ども部屋は、ゆくゆくは長男の部屋になる予定。通風と採光のため室内窓を設置した。
2人で立てるワイドな造作洗面台。正面の壁に採用した、フリーハンドで描いたような六角形風のタイルが空間を楽しく演出。
トイレは位置を変えず内装を一新。壁にはネイビーのクロスと調湿＆消臭効果のある珪藻土を採用した。
MATERIAL
床：無垢フローリング（あづみの松）、フロアタイル、コルクタイル
壁：珪藻土（一部）
INSTRUMENTS
キッチン：クリナップ
浴室：TOTO
洗面台：造作
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