自然素材に包まれた広くて美しい家で、家族も愛犬も幸せに♪
スタイル工房 (設計・施工)
天井の一部を上げて開放感を高め、さらに梁を見せた仕上げでナチュラル＆上品な雰囲気に。
DATA
賃貸に転用していた、一軒家の自宅に戻ることにしたＴさん家族。これを機に、自分たちの今の好みにあうデザインで、ライフスタイルにぴったり合うようにリノベーションすることにした。特に、Ｔさん家族が間取りに望んだのは、リビングを広く、使いやすくすること。加えて、3匹の愛犬の世話がしやすい工夫もリクエストした。
依頼を受けたスタイル工房は、Ｔさんが「狭くて使いにくい」と感じていた独立型キッチンを、L型から壁付きのI型に変え、背面のダイニング側にオープンカウンターを造作してLDと一体化。ダイニングへの出入り口を新設したのでキッチンに回遊性が生まれ、使いやすい空間へと大変身した。また、耐震面に影響のない間仕切り壁は移動させて階段室や廊下をLDKに取り込み、広さと開放感を高めた。
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
デザインの美しさと広さ・使いやすさを融合させて
内装は、「手持ちの家具に合うように」と、無垢材や漆喰などの自然素材を取り入れてナチュラルな雰囲気に。中でも、LDKの床に張った無垢材は、Tさんご希望の幅広タイプを採用し、ゆったりとした印象に仕上げている。また、LDの天井は梁の高さまで上げて開放感を出したり、壁の筋交いを避けながら開口部を設けたりなど、視線や光が通る工夫をちりばめている。
愛犬のために、まずは庭に足の洗い場をつくり、シャワー水栓を取り付けて洗いやすく。屋内では、階段下にトイレコーナーを新設して、ニオイ対策として換気扇を取り付けた。1階の和室はケージ置き場を想定して洋室に変更したが、あまりの居心地のよさから、今は夫の書斎スペースに。こうして、家族にも愛犬にも快適な家が完成した。
壁は漆喰塗りに、床はホワイトオークの無垢材に張り替えるなど、人にも愛犬にもやさしい自然素材に包まれたLDK。
幅18cmの床材を採用。床暖房非対応のため、既存のガス床暖房を撤去して、環境にやさしいペレットストーブを設置。
LDを遮るように配置していたL型キッチンから、窓に向かって立つI型にしたことで、LDへの動線が２つになって便利に。
キッチンの向きを変え、オープンなカウンターでLDとつながるようにしたことで、LDKに一体感が高まり、より開放的に。
リビング側のオープンカウンターは、収納する家電製品に合わせて造作したので、家事がしやすく使いやすい。
リビングにつくった妻の書斎コーナー。机の前の壁に、筋交いを避けて開口部を設けたので、視線が通って快適。
アーチの入り口の奥にあるトイレも、内装などを一新して美しく。階段下は、愛犬用のトイレにつくり替えた。
間仕切り壁を撤去してリビングと一体化させた階段室は、上部の壁を取り除いて手すりに変えて開放的に。踏み板にはやわらかなコルクタイルを採用した。
玄関ホールの床は温かみのある磁器タイル貼りに。天井高まである大容量の玄関収納は、既存のまま塗装した。
１階の和室は、壁にグレーのクロスを、床にコルクタイルを貼って洋室に変更し、ブルーのアクセントウォールで空間を華やかに彩った。扉を開けると玄関ホールにつながる。
散歩から帰ってすぐに愛犬の足を洗えるよう、玄関の近くにつくった洗い場。レンガを貼ってシャワー付きの立水栓を取り付けた。道路側は目隠し代わりのウッドフェンスを。
MATERIAL
床：ホワイトオーク材（LDK）、コルクタイル（洋室・階段）、磁器タイル（玄関ホール）
壁：漆喰（LDK・玄関・トイレ）
造作：タモ（家具）
ウッドフェンス：レッドシダー材
INSTRUMENTS
キッチン：ウッドワン
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