環境を変えずに広い物件への住み替え成功！ 好みのインテリアも実現できた
スタイル工房 (設計・施工)
独立型だったキッチンの間仕切り壁の一部を撤去して、ダイニングとの一体感をアップ。プラン図に丸いテーブルが描かれていたことから、スペースにぴったりのサイズのものをオーダーしたとか。床は無垢のオーク材。白に木の質感が映える空間に仕上がった。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
物件の内見で「信頼できる」と感じたプランナーに依頼
2人の子どもにそれぞれ個室を与えたいと、リノベ前提で今より広い中古マンションへの住み替えを希望していたNさん夫妻。住み慣れたエリアから離れたくないという思いもあり、以前から「購入するならここがいいな」と、近隣のマンションをチェックしていた。ちょうどそのマンションに売り物件が出たことからスムーズに物件購入を叶えることができた。
リノベのパートナーに選んだのは、早い段階で問い合わせをしていたというスタイル工房。同社のプランナーに物件の内見に同行してもらい、「物件のよいところ悪いところをはっきり言ってくださったので信頼できると感じました」とNさん。今後もいろいろと相談できそうと感じ、迷わず依頼を決めたという。
隣接する個室をオープンにつなげたリビングスペース。窓の外にはルーフバルコニーが広がり、開放感は満点。壁には独特のテクスチャーが楽しめる塗装済みクロス「エコフリース」を採用した。
既存の間取りを生かしながら、便利な家事動線と「つながり感」のある住まいに
家族4人で快適に暮らせる間取りと、好みのテイストのインテリアを実現することがN邸のリノベの大きなテーマに。寝室と2つの子ども部屋のほかに、テレワーク用の書斎が欲しいという希望を踏まえながら、家事動線や空間のつながりを意識したプランニングを行った。撤去できない壁がある壁構造のマンションだったため、大胆な間取り変更はせずに既存のいいところを生かしたプランに。寝室や書斎の内部には新たに大容量の収納スペースを設けて、暮らしやすさをアップさせている。
さらにディテールにもこだわりがあったNさん。真鍮のドアノブや照明、スイッチパネルなどのパーツ類も、ひとつひとつ好みのものをチョイスしていった。キッチン家電用の棚や洗面台などは、こだわりを詰め込んで造作。シンプルな内装も相まって、手持ちのスタイリッシュな家具やレトロなパーツ類が映える、シャビーシックな空間が完成した。
リビングダイニングの一体感を損なわないようにテレビは壁付けに。カーテンレールを天井際に設置したので天井が高く感じられる。
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リビング横の個室は在宅勤務用の書斎。扉がないので仕事中でも子どもの様子を見守れて、リビングの一部としても活用できる。
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セミオープンにしたキッチンは、レイアウトも壁付けからL字形に変更。対面式になったため、ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい。腰壁にはNさんこだわりの框（かまち）デザインを取り入れた。
キッチン内部の壁は、ショールームでひと目惚れしたシャビーな雰囲気のタイル仕上げ。「選んでよかったです」とNさん。
キッチンと洗面室を行き来できる既存の動線を生かしてプランニング。冷蔵庫側にパントリーを新設して収納力をアップさせた。
メラミンと無垢材で造作した洗面台。砕いた石を埋め込んだような柄のタイルや、真鍮のタオルバーでシャビーシック感をプラス。
位置は変えずに設備を一新したユニットバス。壁を1面だけモザイク風の色柄にして、浴室にもシャビーシックなテイストを取り入れた。
寝室は既存の収納を撤去してベッドを中央に配置。ベッドヘッド側の壁には小物が置ける棚と、充電用のコンセントも設置した。壁の裏側はオープンなウォークインクローゼットになっている。
2部屋ある子ども部屋の1部屋は、床をヘリンボーン柄のフロアタイルに
ダークカラーのフロアタイルとクロスで落ち着いた雰囲気に仕上げたトイレ。
框デザインの上品なドアが印象的。ノブやレバーがシャビーシックなアクセントに。
床から天井まである大容量の玄関収納を新設。土間は高級感のある石目調のタイルを採用。
MATERIAL
床：オーク無垢フローリング（乱尺）
壁：エコフリース（一部を除く）
INSTRUMENTS
キッチン：パナソニック
浴室、トイレ：TOTO
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