夫婦それぞれの書斎も実現！木の質感あふれる大人の空間
スタイル工房 (設計・施工)
LD隣接の和室があった場所を小上がりの畳スペースに一新。LDが広々と感じられ、和の雰囲気もある直線デザインが映える空間に仕上がった。壁は漆喰塗り。テレビの周辺は大きめのタイルでアクセントをつけた。
DATA
物のカタチを変え人の気持ちを変える幸せづくりがモットー
利便性がよく緑も豊富な立地の物件と出会い、リノベを始動！
これまでと同じエリアか、同じ沿線でマイホーム購入を検討し始めたSさん夫妻。当初、内見したのは新築物件だったが、価格や内装の雰囲気、広さなどにミスマッチを感じたそう。自分たちの求める住まいはリノベーションなら実現できるのかもしれないと、まずはリノベ会社を探すことから再スタートした。
ふたりがコンタクトをとったのは、木をたっぷり使った事例が好みだったスタイル工房。物件探しから始めたいと、まずは同社のワンストップリノベーションセミナーに参加し、その後、運よく同じ沿線で希望に合う中古マンションと出会うことができた。商店街や飲食店だけでなく、公園が多く緑も豊かな環境や、そのまま生かせそうだと感じた間取りが決め手になったという。
床はオーク3層フローリング、天井は木製の不燃パネルで仕上げ、やさしい雰囲気のLDに。天井の間接照明も落ち着ける空間づくりに貢献している。フロートデザインのテレビボードはナラ材で造作した。
自然素材を生かして落ち着ける雰囲気の住まいが完成
無事、希望どおりの中古マンションが見つかり、リノベのプランニングがスタート。Sさん夫妻の希望は、夫婦それぞれの書斎とたっぷりの収納スペース、自然素材を生かした明るい内装だった。スタイル工房のプランナーは、それらを実現しながら、動線やつながりも意識したプランを提案。
既存の和室はLDとオープンにつながる小上がりの畳スペースに変更。和室と一体感のあるLDは広々と開放感があり、オーク材のフローリングや漆喰の壁で、落ち着いた雰囲気に仕上がった。
夫の書斎は玄関横の洋室とし、妻の書斎は寝室とウォークインクローゼットからアクセスできる「こもれる」空間に。
ウォークインクローゼットをはじめ、玄関のコートクロークやキッチン背面の床から天井まであるパントリー収納など、収納スペースも十分に備えた。心穏やかに過ごせるマイホームが完成し、Sさん夫妻は夫婦ふたりのときも1人のときも、充実した時間を過ごしている。
キッチンは位置を変えず、家事を同時進行するのに便利な洗面室への動線もそのまま活用。圧迫感のあった吊り戸棚は撤去して開放感を高めた。
オープンにつながる小上がりの畳スペースが、LDを広々と感じさせる。収納は圧迫感のない吊り押し入れを採用。
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小上がりの畳スペースは、ロールスクリーンで間仕切ることが可能。来客時の客間としても使える。
小上がり部分は下部を収納に活用。手前は引き出し、奥は畳を上げて収納する仕組みに。
キッチンの手元部分がLD側から見えにくいように設計。背面側には収納力満点の白いパントリー収納を造り付けた。
収納を充実させながら、タイル仕上げのオープンスペースも設けてキッチンの見せ場に。
寝室の奥に設けた妻の書斎。あかり取りの障子は、小上がりの畳スペースとつながっている。床はフロアタイル仕上げに。
妻の書斎はウォークインクローゼットからもアクセスできる。「小さくてもこもれる空間に」という希望を形にした。
玄関横の洋室を夫の書斎に。木の質感あふれる空間を、「褐色（かちいろ）」という和の伝統色のクロスで引き締めている。
キッチンと同じメーカーの洗面台で統一感を出した洗面室。水がかりにタイルをあしらい、シックなアクセントに。
位置は変えず、機器と内装を一新したトイレ。タンクレスタイプを選び、スリムな手洗いコーナーを新設した。
上がり框を斜めに切って土間部分のゆとりを確保。ブラインドで目隠しできる靴棚、ベンチスペースを兼ねたコートクロークも設置。
MATERIAL
床（LD）：床暖房対応オーク三層フローリング
床（書斎・寝室）：無垢フローリング
壁（LDK＋小上がり）：漆喰
INSTRUMENTS
キッチン、洗面台：TOTO
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