広々LDKと立体的な子ども部屋。ラフな素材が活きるフルリノベーション
エキップ(equip) (設計・施工)
開放的なLDKのすぐ隣に、室内窓でつながる子ども部屋をレイアウト。子ども部屋は、デスクのある勉強コーナーと壁で囲まれた寝室に分かれています。
DATA
間取り図
建築家が手掛けるリノベーション 空間を彩る美しい造作家具が魅力
各部屋が分断された3LDKからオープンな間取りに大変身
子どもの誕生をきっかけに、中古マンションを購入した施主夫妻。築浅物件でしたが、自分好みの間取りや設備にしたいと、全面リノベを実施することに。インテリア関連の仕事をしていた夫は、設計・施工を依頼したエキップへの相談当初から明確なイメージを持っていたそう。
既存は3LDKで64平米と、壁や扉で細かく仕切られた空間。キッチンはセミクローズド型で少し孤立しており、さらに玄関には光が入らず暗い場所になっていました。
そこで、和室とキッチンの壁を取り払い、オープンなLDKを構築。玄関は窓のある洋室と一体化することで、明るい光を取り入れています。
オリジナルで製作したコの字型のオープンキッチン。モルタルの腰壁で囲み、天板は集成材をウレタン塗装で仕上げました。一部をくぼませてグラス置き場に。
木の温かみとモルタルのクールさを上手にミックス
家族が集まるLDKのすぐ隣には、空間を立体的に使った子ども部屋を配置。ひと部屋を2人で共有しつつ、スタディコーナーと2段構成のベッドスペースに分けました。大きな室内窓を取り付けた開放的な子ども部屋ですが、1人ずつのベッドスペースがあることで、プライバシーも確保しています。
インテリアは、素材感を活かしたシンプルなスタイルに。子ども部屋や寝室の壁にはOSBボードを張り、収納や建具、床の一部にはラーチ合板を使用。
また、キッチンと洗面台をモルタルで仕上げてクールな印象をプラスし、居心地のよさを重視しながらも、カッコいい空間に仕上げています。
室内窓から光が入り、空気循環もできる子ども部屋。窓際に、並んで使えるスタディコーナーを配置しています。
階段状の収納を上がって、ベッドスペースの上段へ。まだ子供が小さいので、現在は書斎やゲストルームとして活用。
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洗面室とは別に、廊下にも手洗い器を設置。帰宅後すぐ手を洗えることに加え、来客時にも便利な動線上にあります。
モルタル仕上げの洗面台は、シックで大人の雰囲気。収納もしっかり確保しました。
子ども部屋やウォークインクローゼットのドアは、ラーチ合板を使い、開口の上部に金具を取り付けてスライドさせるバーンドアを採用。
可動式の靴入れを取り付けた、広い玄関土間。出窓の壁には有孔ボードをプラス。
壁はラーチ合板、床はヘキサゴンタイルで仕上げたトイレ。背面には収納スペースも。
寝室の床は、600角にカットしたラーチ合板を市松張りに。白い塗装壁にOSBボードがアクセント。
「KEEP ON SMILING!」の言葉が迎えてくれる玄関土間。開放感と使いやすさをアップした空間です。
MATERIAL
床：ラーチ合板（寝室）、フレキシブルボード（トイレ）
壁：OSBボード（寝室）、ラーチ合板（トイレ）
INSTRUMENTS
キッチン：造作（モルタル＋集成材ウレタン塗装）
洗面台：造作（モルタル）
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リノベりす編集部コメント
間取りを大きく変えたことで、暮らしやすさが格段にアップしました。オープンでありつつ、プライバシーも保てる子ども部屋は、LDKとつながっているので安心感がありますね。モルタル使いのキッチンや洗面台は重厚感があり、とても印象的です。