こだわりのキッチンとアトリエのある空間
エキップ(equip) (設計・施工)
DATA
目黒駅からほど近いヴィンテージマンションの一室を料理教室、撮影用のアトリエとしてリノベーションしました。
玄関を入ってすぐ中が見えないように、元の収納部分を廊下とし、抜けると左手にキッチン、右手に試食やミーティング用のスペースになっています。元々小さなキッチンがあった奥の部屋はお花を生けたりにも使える大型シンクを設けたサブキッチンとしました。
床はメンテナンスがしやすく、かつ雰囲気が出てコストも抑えるということでフレキシブルボードのコーティング仕上げ。壁と天井は施主＆友人による塗装仕上げです。西日が強いので、インナーサッシを設け、元のサッシとの間にはウッドブラインドを仕込みました。
作業とメンテナンスを考えた料理教室のキッチンに
主役となるキッチンは大型シンクを備えた製作のステンレスカウンターとガス台のみというシンプルな仕様。
壁は当初はステンレスを予定していましたが、より素材感の出るモルタルにコーティング仕上げに変更になりました。
★リノベりすコメント★限られたスペースの中で、多数の来客もスムーズにおもてなしのできる工夫もポイントに。メンテナンスと使い勝手を考慮し、コストパフォーマンスにつなげた秘策もご参考に。
【設計・施工 株式会社エキップ】設計・工事だけでなく不動産売買も手掛け、ワンストップで依頼可能この会社のプロフィールページを見る
試食やミーティングに使うスペース。写真右手は大きな収納。正面も将来的に収納にできるように建具溝を付けてあります。
グレーと白だけの背景はキッチン道具や家具の引き立て役になります。キッチンの下はフルオープンなのでフレキシブルに活用できます。
廊下は撮影機材が運びやすいように広めに取ってあり、コートを掛けてもゆったりと通れます。
サブキッチンは元のタイルを活かし、窓にはアンティークの格子を嵌めこみ、元の吊戸は塗装しました。
窓からの光が存分に入るサブキッチンの内部。大きめの実験用シンクと棚で使い勝手の良いスペースになりました。
当初はパントリーとなる予定だったスペースですが、しばらくは雰囲気の良いチェストが置かれることになりました。
可動間仕切りを閉めるとキッチンの様子が気にならなくなり、試食に集中できます。
新しい収納部と廊下の間には可動間仕切りが仕込んであります。
モルタル壁はあえて手仕事の跡が残るように仕上げました。
ビフォー・アフター
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