モールディングが織りなすシックな佇まい。既存の間取りを生かした戸建てリノべ
GLADDEN(グラデン) (設計・施工)
壁も扉もないオープンなLDKは、もとの間取りのまま。ヘリンボーンやモールディングの内装に加え、軽やかでエレガントな照明と家具を選び、イメージ通りの美的空間に。
DATA
間取り図
海外に倣った「暮らしを楽しむ空間」を提供
「もっと素敵に」という夢をかなえた全面リノベーション
約120平米の3階建て住宅を購入した夫妻。3人の子どもと3匹の猫が、いっしょに心地よく暮らせる住まいにリノベーションしました。当初の予定は、窓枠に框の装飾を入れる部分リフォーム。ところが依頼先のグラデンと話していくうちに「もっと素敵にしたい」という思いが沸き上がってきたのだそう。
モールディングのウィンドウソファをはじめ、オーダーメイドのカウンターキッチン、リビングのテレビボード、ワークスペースのデスクと夢は広がり、結果的にフルリノベーションすることに。もともと使い勝手のよい間取りだったため、壁の撤去や新設という大掛かりな工事はなく、空間を好みのスタイルに仕上げていきました。
色味を抑えつつ、オーク材をヘリンボーンに張って空間にメリハリを。壁は天然素材の漆喰を使用しています。
クラシックとカジュアルを上手にMIX
白とグレーでまとめた美しく上品な空間。インテリアは妻が中心となって選び、細部までとことん追求しました。まず目を引くのは、天井や壁さらには造作家具や建具までを彩るモールディング。デコラティブ過ぎない、フラットでシンプルなものを使い、クラシックな雰囲気の中にカジュアルさを感じる住まいになりました。
また家族の顔が見えるオープンなカウンターキッチンなど、家事を楽しくこなせる工夫もプラス。３階の洗面・洗濯スペースは、扉を撤去して廊下を取り込み、広々としたユーティリティールームに。1階の玄関ホールの間仕切りをやわらかなアールを描く壁にしたことで、買い物から帰ってきたときの動線がスムーズになりました。
飾りすぎないシンプルなシェードで、洗練されたダイニングキッチンを演出。キッチンカウンターはモルタル風に。
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妻の希望を叶えたヘリンボーン張りの床。クラシックな雰囲気にもぴったり。
部屋がもう一つあるような、個性的なカーテンがポイント。モノトーンながら華やかな空間に。
リビングダイニングの一角に、デスクコーナーを設けました。家族みんなが使う実用品はこちらにまとめて収納。
ちょっとした書きものやPC作業などマルチに活躍するデスク。時にはお茶の時間を楽しみます。
ガゲナウの食洗機やミーレのコンロ、オーブンを組み込んだ機能的なキッチン。背面にはたっぷりの収納を。
玄関ホールは安心感のあるR壁に変更。以前より広がりを感じられるようになりました。
階段下に引き出しの収納と大きなミラーを設置したことで、いつでもすっきりした玄関に。
1階の奥には、浴室と洗面脱衣室。5人家族の身支度がスムーズに進むよう、2ボウルタイプを選択。
クラシックなアイテムでコーディネートした洗面台。ゴールド枠のミラーがアクセントに。
3階のユーティリティルーム。手洗い洗濯用のボウルやアイロンのためのカウンターを設けています。
MATERIAL
床：タイル（アドヴァン/1階）、オーク（ヘリンボーン張り/2階）
壁：漆喰（1階2階）
建具：オリジナル
INSTRUMENTS
キッチン：オリジナル（天板/モルタル風、食洗機/ガゲナウ、コンロ・オーブン/ミーレ）
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GLADDEN(グラデン)
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リノベりす編集部コメント
さりげないモールディングが効果的な美しい住まい。白とグレーの落ち着きのあるカラーコーディネートが心地よいですよね。ひとつひとつ丁寧に選んでいることが、住み心地のよさにつながっていると思います。