家族みんなで楽しむカフェ風キッチン。自然素材に囲まれたマンションリノベ
駿河屋 (設計・施工)
床は天然乾燥の杉、壁は珪藻土。夫妻の初めてのマイホームでは、自然素材をふんだんに使うこともこだわりのひとつでした。生まれたばかりの子どもにとっても安心な住まいになっています。
DATA
創業1657年。心と身体と環境にいい家づくりを目指す
結婚をきっかけに、自然素材を使った家づくりをスタート
結婚と同時に家を購入しようと思っていたAさん夫妻。戸建てやマンション、新築、中古とさまざまな住まいを検討した結果、中古マンション×リノベーションを選びました。
もともと有機栽培など食材にこだわりがあったという妻は「住まいも身体にやさしい素材でつくりたい」と思い、自然素材で家づくりをしている会社をネットで検索。その中で駿河屋を見つけて相談に行き、不動産探しのサポートを受けられるのも心強く感じ、依頼を決めました。
リノベ後に子どもが誕生し、3人家族になったAさんファミリー。自然素材をたっぷり使った畳の部屋をキッズコーナーとして活用。子どもは無垢杉フローリングのひとつひとつ異なる節目がお気に入りなのだとか。
夫婦2人で立つキッチンの作業性と機能性を高める
ひと続きのLDKには、居心地のよいカフェのようなキッチンを配置。「家族でキッチンに立つ」ことを大切にしている夫妻は、計画当初からキッチンを生活の中心にしたいと考えていました。「実家では両親がキッチンに立つことが多くて、キッチンがおしゃべりしやすい空間だったんです」と妻。現在は作業をしながら幼い子どもを見守れるレイアウトになり、安心感ももたらしています。
2人で立つキッチンには、IHコンロやミーレの食洗機、浄水栓など最新設備を導入。さらにL字型に広げられるフレキシブル仕様のカウンターや両面使いのオープン棚を設けることで、使い勝手のよいキッチン空間をつくり上げています。
オープン棚にダウンライトを埋め込んで、温かみのあるキッチン＆ダイニングに。ペンダント照明は好きな作家のものを取り寄せました。
奥行きを深くとった可動式カウンターは、食事はもちろんL字型に拡張すればワークスペースにも。
そのほかの画像を見る
キッチンの床材はお手入れのしやすいコルクタイルに。
作業性に優れたL型キッチン。壁のキッチンパネルはホーロー製で、マグネットが付くので便利です。
壁の珪藻土のベージュと天井や障子の白をベースにして、深みのあるブルーとレッドをアクセントに使いました。
大きな室内窓は既存のもの。部屋が広く感じられるとともに、玄関まで光が届いて家全体が明るい印象に。
キッチン横の和室は、引き戸を閉めれば個室にすることも可能です。
リビングや寝室の廊下に面した間仕切りには、柔らかな光と空気を通す障子を選択。
屋外の心地よさを感じるワークスペース。
洗面室はブルーのモザイクタイルに彩って。
ブルーと白のコントラストが美しいトイレ空間。
MATERIAL
床：杉無垢材、コルクタイル（キッチン）、塩ビタイル（洗面室、トイレ）
壁：珪藻土
この事例のリノベーション会社情報をみる
リノベりす編集部コメント
対面式と広いカウンターをデザインしたキッチンは居心地が良さそうです。自然素材や柔らかいライティングを用いることで、のんびりとおしゃべりを楽しむ雰囲気を醸していると思います。子どもが成長して家族みんなでキッチンに立つ時期が楽しみですね。