地元産のタイルがアクセント。家族が集うキッチンカウンターのある住まいへリノベーション
KULABO(クラボ) (設計・施工)
DATA
間取り図
デザイン性と価格のバランスを重視し、「暮らしやすく自分らしい住まい」を提案してくれるリノベーション専門集団
4LDKからスムーズな生活動線を描く2LDKへ
子どもの誕生をきっかけに、もっと広く、自分たちに合った住まいをと考えはじめたSさん夫妻。こだわりのある空間にしたいと中古物件を購入してリノベーションをすることに。
設計・施工を依頼したのは、物件探しからリノベーションまでをワンストップで対応してくれるKULABO(クラボ)。デザイン性の高さとコストのバランスのよさが決め手となりました。
もとは4LDKで細かく分かれていた間取りは、大容量のウォークインクローゼットがある2LDKに再構築。隣接していた洋室を取り込み広くなったLDKには、ダイニングカウンター付きの対面キッチンを造作し、家族の憩いの場に。キッチンのまわりをぐるりと回遊できるので、出入りもしやすくなりました。
キッチン背面には見せる収納を用意し使い勝手よく。キッチン用品や植物をセンスよく並べて、飾るように収納しています。
味わいのある素材を生かしたインダストリアルなインテリア
家全体のインテリアは、コンクリート現しにした壁天井に加え、色味を抑えた素材感のある建材を使用することでインダストリアルな雰囲気に。無垢材を使用したリビングダイニングの床は寄木張りにして昔の学校のような懐かしさも感じます。
キッチンの向きを変えたため、配管の兼ね合いで一段あがったキッチンの床はシナの合板を張りリビングダイニングとは違った雰囲気に仕上げました。
キッチンと洗面台に使用したタイルは夫のこだわり。焼き物の街として有名な瀬戸市出身の夫には「瀬戸焼のタイルを使いたい」という強い希望がありました。デザインの違うグレーのタイルはそれぞれの空間に上質さとシャープな印象を与えています。
デザイン性の高い照明もリノベーションならでは。ブラケットライトはアームタイプを取り入れて印象的に。LDKや玄関土間には裸電球を取り付けてインダストリアルな雰囲気でまとめました。
MATERIAL
床:無垢材(LD)、シナ合板(キッチン)、モルタル(土間)
壁:タイル(キッチン一部、洗面台一部)、OSB合板(土間)
INSTRUMENTS
キッチン:造作
洗面台:造作
リノベりす編集部コメント
色味をおさえつつも冷たい感じがせず、むしろあたたかさのある空間になっているのは、上手に無垢材を取り入れているからでしょうか。どのスペースも無駄なくデザインされ、収納も使いやすそう。造作の立派なダイニングカウンターは家族の思い出がたくさん積まれていきそうですね。