フレンチアンティークを極めるスケルトンリノベ。働く・暮らすを快適に!
DATA
間取り図
自らの子育ての経験を踏まえ、暮らしの変化に柔軟に対応できるリノベーションを提案
LDKとワークスペースをゆるくゾーニング
築30年超の3階建て住宅を改修することになったYさん。選んだのは、躯体以外をすべて解体するスケルトンリノベーション。1階はウェディングドレスの撮影スタジオとオフィス、3階は住まいに。鉄骨造で木造軸組工法の戸建住宅のようにたくさんの柱や梁がないため、間取り変更の制約なくリノベーションを行えるメリットを活かしました。
3階の住まいは、和室と洋室だったスペースをひと続きのLDKに変え、バルコニーに沿ってワークスペースと寝室を配置。LDKとワークスペースの間に扉はつくらず、アーチ開口で仕切ることで、生活と仕事の場をさりげなく分けました。一方寝室は独立させ、気持ちを切り替えてくつろげる空間になっています。
古くて素敵なものに囲まれた住まいに
リノベーションに際して、間取りはもちろんインテリアも大事にしたいと考えていたYさん。フランスのアンティークが好きで、家具や照明など味わいのあるものを集めてきたのだそう。そこで住まいを構成する内装材は、アンティークが似合う素材をとことん追求しました。
暮らしの中心となるLDKの床は、古材にこだわってショールームを何軒も周り、天然木の楡(ニレ)をフローリングに。ワークスペースには、使い込まれたような趣きの正方形タイルを張っています。また壁や天井、さらにソファやキッチンなど大きいものも白でまとめることで、床材がいっそう引き立つのはもちろん、丁寧に選んだ愛用品が映える空間になりました。
MATERIAL
床:楡古材、タイル(ワークスペース)
壁:ビニルクロス
INSTRUMENTS
キッチン:サンワカンパニー
リノベりす編集部コメント
フランスのアンティークと古材で、エレガントな空間に仕上がっていますね。リビングから眺めるワークスペースは雑誌の1ページのようです。アンティークのもつ雰囲気が部屋全体の印象として伝わってきます。