DIYを駆使したリノベで、鉄骨現しのブルックリンスタイルに
SCHOOL BUS|スクールバス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
「ゆるかっこいい」アメリカンモダンな空間を
未加工の材料に自ら手を加えて
リノベーションを前提に、中古の一戸建てを購入したKさん。住みながら自分たちらしい家にしたいと、可能な限りDIYで仕上げることにしました。そのため間取りや設備の変更はリノベーション会社に依頼したものの、床は荒材(未加工の木材)、壁は石膏ボード、むき出しにした鉄骨は無塗装のまま、一家で引っ越すことに。半年間コツコツと手を加え、理想の住まいを形にしていきました。
プロの工事と比べると時間と手間や体力が必要なDIY。床の荒材は表面を滑らかに整え、木の風合いを生かして好みの色にペイント。一方、壁は調湿効果もある漆喰を使い、コテむらのあるざっくりとした仕上げに。現しの鉄骨は白く塗装して空間に溶け込ませています。
アメリカ直輸入で本格的なテイストに
空間づくりのコンセプトは、ニューヨークの古びた倉庫やアパートメントをイメージしたブルックリンスタイル。それを叶えるため、家具や雑貨はもちろん建具なども厳選し、部材をアメリカから数ヶ月かけて取り寄せました。
ワンルームのLDKには、ヴィンテージ風の板張りのキッチンをアイランド型に配置。キッチンの壁一面にレンガを張ったりリビングにバーンドアを使ったりするなど、好きなデザインのものだけを集め、ブルックリンスタイルを表現しています。さらに既存の鉄骨の柱や梁の雰囲気を生かし、足場板やむき出しの配線によってラフでかっこいい空間に。イメージ通りの空間はどこを切り取っても絵になり、日々の暮らしが楽しくなりました。
リノベりす編集部コメント
できる限りDIYで仕上げたとは思えない、ブルックリンスタイルの家ですよね。アメリカから取り寄せたということもあり、素材感がしっかりしていて本格的な仕上がりだと思います。玄関とLDKをあえて仕切っているのも面白いアイデアですね。