鉄骨をデザインとして生かした、海の見える戸建てリノベ
SCHOOL BUS|スクールバス空間設計 (設計・施工)
DATA
間取り図
DIYの壁で囲まれた、ヴィンテージ家具の映える空間
神戸の街と海を見晴らす、築34年の戸建て住宅。小高い丘の上に建つ、鉄骨造の2階建てで、Oさんの「海が見える家に住みたい」という希望が叶いました。リノベーションによって、1階を子育てしやすいLDKのワンルームに変更し、ペニンシュラキッチンを配置。どこにいても、子どもの様子が見やすく、キッチンに立ったときの眺めも最高なのだそう。
内装は、インダストリアルなスタイルでまとめ、むき出しの鉄骨やアイアン、グレーのペイント壁など、無骨な雰囲気をとり入れています。LDKの塗り壁は、Oさん自ら、2日間かけて仕上げた力作。今までひとつひとつ集めてきたヴィンテージ家具や照明が、しっくり馴染む空間になっています。
2階は寝室を中央に配す、フリースタイルに
親も子どもたちも、とても楽しくなる2階のプラン。真ん中に寝室を設け、その周りを囲むように、無垢アカシアのフローリングを敷き詰めた空間があります。寝室は扉を開け放つと、屋外の爽やかな空気が感じられるオープンなつくり。眺めのよいプレイルームにはハンモックを吊るし、さらにリラックス感をプラスしています。
また、階段を上がってすぐの場所を、ホームライブラリーに。読書好きな夫のために、壁面いっぱいの本棚とゆったり読める椅子を並べています。すべてのスペースが程よくつながり、子どもが駆け回ったり、絵本を読んだりできる自由なスペースは、プライベートリビングのような趣きです。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:オークヘリンボーン(アナログ/LD)、フロアタイル(サンゲツ:IS727/キッチン)、無垢アカシア(2F寝室・フリースペース)
壁:塗装(ポーターズペイント/LDK)、タイル(平田タイル:IDG1030GN/キッチン一部)、(ニッタイ:BE300/洗面室)、珪藻土(四国化成:143/寝室)、クロス(その他)
天井:塗装(ポーターズペイント/LDK)、クロス(その他)
INSTRUMENTS
キッチン:造作
浴室:ハーフユニット(TOTO)
洗面室:シンク(TOTO)混合栓(LIXIL:SF16Z13)
トイレ:TOTO(1F)・LIXIL(2F)
リノベりす編集部コメント
鉄骨のラフな存在感を、上手にインテリアに取り込んでいますね。直線的ですっきりモダンな空間に、ヴィンテージ家具やヘリンボーンの床が効果的に配され、居心地のよいカフェのような雰囲気です。2階のぐるっと回遊できる間取りは、家族みんなで楽しめそうですね。