家族みんなとの時間が増えるリビングに!コミュニティをつくり出したリノベーション
たすかけ 吉祥寺ラボ (設計・施工)


閉鎖的だったコの字型キッチンから、対面のオープン型に大変身。白をベースにしたシンプルな空間と、北欧家具やフローリングのナチュラルな素材感がゆるやかに融合しています。
DATA
間取り図
家族が集まる開放的なLDKには、カウンター付きのキッチンを中心にすることでコミュニケーションが取りやすく、配膳や片付けもスムーズに。使うものに合わせた収納計画のおかげで使い勝手も良く、すっきりとした空間になりました。念願のスタディコーナーを設け子どもの成長を見守りながら、家事をこなせる孤立しないゾーニング工夫がポイントとなっています。
<リノベーション面積:30平米>
建築家や家具屋とコラボしたリノベで、「自分らしさ」「家族らしさ」を提案
家族と会話がしやすい、安心感のある対面キッチン
子どもたちの成長とともに、間取りの見直しを考え始めたKさん。最も優先したこだわりは「対面キッチンにして、いつでも家族の様子を見守れるように」でした。
リノベーション前のキッチンは、壁に向いたコの字型でダイニングとのつながりが薄く、料理する人が家族から孤立しがちに。そこで暮らし方や動線を考慮し、キッチンを中心にリビングやダイニングスペースを配置し希望を叶えました。
和室を取り込みLDKを一新し、キッチンの向きを大胆に変更。リビングダイニングの延長上にあるキッチンは、家じゅうを見渡せる特等席となりました。キッチンのすぐそばに、ブルーのストライプが印象的なチェアとテーブルを配置。あまり見られたくない手元は、カウンターでカバー。いつでも家族の顔が見えるので、キッチンからのコミュニケーションも広がるようになりました。
仕切りのないLDKに、ライフスタイルに合った間取りゾーニングを
配置換えによってほぼワンルームとなったLDKは、それぞれの目的とつながりを踏まえてゾーニングを工夫。ひと部屋としてコーディネートしながら、食事を楽しむダイニング、家族がくつろげるリビングだけでなく、キッチン近くには目が届く距離感で安心な子どもたちのスタディーコーナーもつくりました。
また、子どもたちの思い出のオブジェやアルバム、本や教科書から、一生懸命練習に通っている男の子2人のサッカー用品は、雑多になりがち。それを隠して収納できるよう奥の引き戸収納の中にたくさんの可動棚が設置されています。
LDK全体のインテリアは、お気に入りの北欧ヴィンテージ家具に合わせて整え、床は明るい木目で温かい印象に。収納の扉は圧迫感のないホワイトを選び、壁との一体感にこだわりました。シンプルな空間にさりげなく配された植物や雑貨は、アクセントとして生かしとっておきの空間に。さまざまな素材や質感が織りなすハーモニによって、居心地のよい空間が実現しました。
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ビフォー・アフター
MATERIAL
床:突板フローリング(リビングダイニング)、コルクタイル(スタディコーナー)
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リノベりす編集部コメント
キッチンは家電や食材、調理器具にゴミ箱など物があふれ、長年使っていると、日々の暮らしの中で一番不満がたまる場所なのではないでしょうか。こちらの事例では、十分な収納を確保し、家事効率をアップさせていますね。覗き込めばすぐそこに子どもたちの姿がある。常に気配を感じながら、会話を楽しみむことのできるリノベーションとなりました。