35㎡の縦長の間取りを、ライフスタイルに合わせて明るく開放感ある住まいにフルリノベ
たすかけ 吉祥寺ラボ (設計・施工・監理)
DATA
間取り図
建築家や家具屋とコラボしたリノベで、「自分らしさ」「家族らしさ」を提案
スタイリッシュで使いやすい、多機能なキッチンスペース
出張など忙しい日々を送りながら、休日には山登りを楽しむという施主。南向きの2DKマンションは一人暮らしには十分な広さですが、和室が2部屋で収納スペースも少なく、今の生活スタイルに合わないと感じていました。
そこで躯体以外をすべて取り去り、新たな間取りにつくり変えるスケルトンリノベーションを実施。間取りはもちろんキッチンなどの設備や内装も一新し、自分に合った居心地のよい住まいをつくり上げています。
単身用の小さなキッチンがあった部屋は、和室とつなげてワンルームのLDKに変更。広くとったキッチンスペースに、コンロとシンクを分けたセパレート型の特注キッチンと、調理家電などを置ける棚をレイアウトしました。リビング側には食事のためのカウンターを設置。ワークスペースとしても使えるよう充電用コンセントも増設しています。
リノベだから実現したオーダーメイドのクローゼット
日当たりのよい南側はくつろぎ感のある寝室に。深いグリーンやブラウンなど森をイメージさせる自然の色使いが、やさしい雰囲気を醸し出しています。LDKとの間仕切りには、樹脂パネルの間仕切り戸を採用。さりげない目隠しであるのと同時に、2枚をウォークインクローゼット側に引き込めるようにしたことで、オープンな大空間も可能にしました。
ウォークインクローゼットは衣類のほか、スーツケースや登山用リュック、布団などの大きな物から日常使いの小物まで、たっぷりと収納。1か所に集中的に収納するため、しまったものが見渡せるよう棚の高さや奥行きをじっくり検討したのだそう。使いやすく空間に無駄のないクローゼットが、住まい全体の快適さも高めています。
写真:©Shuya Sato
ビフォー・アフター
INSTRUMENTS
キッチン:亀井製作所
洗面:TOTO
リノベりす編集部コメント
大きなワンルームのようにも使えるけど、来客に生活感を見せたくないときは寝室を半透明な扉で仕切れるというのは 魅力ですね。収納するものから使い勝手を考えたウォークインクロゼットがあるおかげで、すっきりと暮らせそうです。