日本文化に憧れて。和洋折衷スタイルの壁式構造リノベーション
夢工房 (設計・施工)


オーク無垢材や漆喰など念願だった自然素材もふんだんに使用。キッチンは夫妻のスケッチをもとに設計・施工しました。完成した我が家は「全部お気に入り!」とDさん夫妻。
DATA
間取り図
自然と暮らす、やさしい住まい
細かく分かれている間取りからオープンな空間へ
日本文化に興味があり、空間イメージが鮮明だったDさん夫妻。リノベーションを前提に、横浜にある壁式構造の中古マンションを購入しました。重視したのは間取りや色合い、そして自然素材。「どうしても自然素材が使いたかったときに夢工房のHPを見つけました。ショールームに行き『ここでなければ私の夢は実現しない!』と思ったんです」。
夢工房が提案したのは、空間を細かく仕切っていた壁を取り払い、廊下を生活空間に取り込んだプラン。壁式構造で壊せなかった壁もありますが、ダイニングとキッチンを一室空間にして広々と使い、洗面や脱衣室、トイレもまとめてサニタリールームをつくりました。構造上広げることのできなかった浴室は、バスタブをなくしてシャワールームに変更。視線の抜けるガラス扉や同じ柄のタイルを使うことで、空間に連続性をもたせています。日本の畳や障子とイギリス壁紙の襖を調和させる
夫妻が「絶対に残したい」と思っていた和室は、和室のままリノベーションすることに。天井には端から端まで継ぎ目のない杉板を張り、畳や障子は形を継承しつつ素材を更新しました。入り口や押入れの襖にはイギリス製のクロスを使用し、西洋の雰囲気をプラスしています。
メインの床材はオーク無垢材、壁と天井は漆喰に。湿気が多くなりがちなサニタリールームも耐久性の高い漆喰で塗り上げました。また内見した時にはカビがひどかった北側の部屋は、断熱材を交換して漆喰を塗ることでカビの悩みから解放されています。家じゅうが自然素材に囲まれているので「毎日が健康的で快適」とDさん。広がりのある間取りと和と洋をミックスした色合いが響き合い、理想の住まいになりました。そのほかの画像を見る
MATERIAL
床:オーク無垢材
壁:漆喰
天井:漆喰、杉板(和室)、躯体現し(LDK)
INSTRUMENTS
キッチン:ウッドワン
シャワールーム:シャワー/TOTO
洗面台:造作
トイレ:TOTO
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リノベりす編集部コメント
和と洋がミックスされたセンスのよい住まいですね。赤と青、コンクリートと和紙など、相反するものを上手に組み合わせて個性的なインテリアをつくっています。自然素材のやわらかな温もりで心地よい空間になっていると思います。