住み慣れたわが家を上質な自然素材を使用した空間へとリノベーション
夢工房 (設計・施工)
壁と天井は漆喰、床は無垢と自然素材を使用したナチュラルなLDK。「リビングがとっても使いやすくなり、お友達を呼びやすくなりました」と妻。
DATA
間取り図
自然と暮らす、やさしい住まい
床上げすることで念願の対面キッチンを実現
賃貸で暮らしていた家を購入するにあたり、より快適に生活できるようにとリノベーションをすることにしたIさん夫妻。ふたりがこだわったポイントが、対面キッチンにすることと上質な素材を使うこと。
「もともとは壁向きで外の光が入らず閉塞感があるキッチンだったので、明るい対面キッチンが希望でした」と妻。まずは対面キッチンにすることを前提にプランを考えました。
しかしマンションのパイプスペースは共用部分であるため移動できず、位置的に対面キッチンにするのは難しいことが判明。床を20cm上げれば希望が叶いそうでしたが、ちょうど調理スペースにしたいところには梁が。実際解体してみると思ったより高くする必要がなく、10数cmの床上げで収めることができました。
念願の対面キッチンが実現し、家族との会話も弾む開放的な空間になっています。
対面にするために10cm程床上げしたキッチン。夫が立っても作業スペースの上にある梁が気にならない程度に収まっています。
キッチンはLDKの雰囲気に合わせてナチュラルなデザインに。背面にたっぷりの収納を設けました。
上質な素材にこだわった気持ちのよい空間
自然素材を使用することもリノベーションをする際にこだわったポイント。床材はオークの無垢フローリングを使用し、壁と天井は漆喰、寝室の壁は珪藻土と自然素材をふんだんに使用しています。Iさん夫妻の知人である家具職人がオリジナルで造作してくれたという無垢の扉が、オークの床と漆喰の壁を引き立て上質な空間となりました。
この家のもう一つの特徴が、玄関土間からキッチンまでつながる大きなウォークスルークローゼット。洋室だった場所を取り込んだ広い土間は、子どもの自転車やキャンプ道具を置けるほどの広さがあり重宝しているのだそう。この土間とウォークスルークローゼットがあるおかげで「片づけが楽になりました」と夫妻。大容量の収納にスッキリとモノが収まることで、上質な居室空間の雰囲気を損なうことなく美しく保つことができます。
リビングダイニングには上質な素材を使用し居心地の良い空間へとリノベーション。掃き出し窓から燦々と光が入る明るいLDKへと生まれ変わりました。
子どもの自転車が置ける、ゆとりのある玄関土間。ウォークスルークローゼットにつながるアーチ開口の上にはブラケットランプを灯して。
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もともと和室だった場所はリビングに変更。一角は長女のスペースとして洋服や絵本などを可愛らしく収納しています。
ウォークスルークローゼットには夫のワークスペースを設けました。こもり感があり集中しやすい空間です。
ウォークスルークローゼットとキッチンの壁には海外から取り寄せた壁紙を張ってアクセントに。Iさんのセンス溢れるスペースに。
寝室の天井と壁には珪藻土を使用したことで、悩みだった結露からも解放されたそう。
和室の押し入れだった部分を取り込んで広くした洗面室。ニッチを設けて化粧品や日用品をすっきりと収納しました。
トイレにはニュアンスカラーのアクセントクロスを取り入れて。ドアは引き戸にして省スペースに。
廊下にある収納はルーバー扉を使用して通気性の良さとデザイン性を両立。玄関まで明るい日が差し込みます。
MATERIAL
床：オーク、モルタル（玄関）
壁：漆喰（LDK）、珪藻土（寝室）、アクセントクロス（トイレ、WTC）
天井：漆喰（LDK）、珪藻土（寝室）
INSTRUMENTS
キッチン：ウッドワン
ユニットバス、トイレ：LIXIL
洗面台：TOTO
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リノベりす編集部コメント
洋室1部屋をウォークスルークローゼットにするという大胆なリノベーションで、家族が過ごすLDKはスッキリとした空間になっていますね。広い玄関土間は大きいものを置いておけるので、この場所があるのは重宝しそうです。