20/11/08 18:00 投稿

そこにしかない「豊かさ」を味わう。これからの暮らし方をじっくりと考えられる住工房の新社屋を訪れました

リノベのトレンド

「リノベのトレンド」の「そこにしかない「豊かさ」を味わう。これからの暮らし方をじっくりと考えられる住工房の新社屋を訪れました」

愛知県東郷町。名古屋駅から車で一時間程の田園風景が広がるのどかな町に、住工房の新しい社屋ができました。会社でありつつ、工房であり、文化的な施設のようなカルチャールームも併設。住工房が大切にしている、「贅沢はしないけれど、心豊かな暮らし」を体感できる、心地よい空間です。

家や暮らしに対する考え方が大きく変化している中、都会よりも自然の移ろいを強く感じることができるこの場所をあえて選んだ理由、訪れる人に何を感じてもらいたいのか、早速リノベりす編集部がお話しを伺いました。

住工房　代表取締役社長　野々山善雄さん

新社屋を建てることになったのは、旧社屋が建っていた場所が東郷町の区画整理の対象になったことがきっかけでした。以前から「人が集う場所」と「自社工房」を社内に併設したいと思っていたので、移転を機にそういった場所を設けました。まさに社名である住工房の「工房」をつくろうと。原点回帰ですね（笑）。お客さまには必ずこの社屋にお越しいただきます。田舎ならではの景色を楽しみながら、住工房のこだわりを見て触れてもらい、ゆっくりとこれからの暮らしについて考えていただければと思います。

田園風景に囲まれた、この場所ならではの豊かさ

約600坪もある広大な敷地には、ショールームと工房の2棟の建物が建っています。2棟の間には石畳の路地があり、会社というよりは素敵な街に迷いこんだような雰囲気。土地柄、戸建てリノベも多いという住工房は、エクステリアにもこだわりがあり、ショールームに入る前から「なんだかいい感じ」とわくわくしてきます。そしてショールームの窓のむこうには、のびやかな田園風景が。
「田舎ならではの、暮らしやすさや環境のよさを提供したいと思っています」と野々山社長。

エントランスには7.5メートルもあるシンボルツリーが。楓や乙女椿など、和の趣のある木をセレクト。

窓から見える景色こそ、この場所ならでは。季節によって表情が変わる贅沢な借景を楽しんで。

長年の施工経験から導き出したオリジナルの「minimal」キッチン

ショールームで必見なのは、ここ数年、オーダーキッチンに力を入れているという住工房のこだわりが詰まったオリジナルの「minimal」キッチン。デザイン性・機能性・使いやすさを追求し誕生したこのキッチンは、幅160センチのコンパクトなアイランドタイプで、間口の狭い部屋にも取り入れやすいサイズ感。共働きで忙しい夫婦を想定してデザインされているため、コンパクトながら調理中の動きがよく考えられており、回遊動線を生かしたレイアウトが秀逸。野菜を洗う・切る・煮るの動作が最短にできるだけでなく、食器の片づけも楽にできます。

また、生活感を全て隠せる背面収納も使いやすさとデザインの美しさを重視。コンパクトなキッチンをサポートする大容量の収納もうれしいポイントです。

ブラックチェリーの突板を板目横張りで仕上げた美しい「minimal」キッチン。オーダーメイドなのでサイズや収納、仕上げ材も自由にカスタマイズできます。

ミニマルなキッチンに対して、大容量の背面収納。キッチンの高さに合わせて家電を置く高さを設定しているので作業がスムーズに。

上質さに触れるインテリア

インテリアのコーディネートまで手掛けることが多い住工房。新しいショールームではその神髄に触れることができます。ショールームのオープンに合わせて製作されたオリジナルのソファは、暮らす人によってフレキシブルに組み合わせを変更できるデザインに。パーツの大きさや高さ、背持たれの角度は人間工学に基づき設計されているそう。

ショールームのあちこちに置かれている美しいシルエットの椅子は、社長が惚れ込んで直々に取り扱いの交渉をしたという宮崎椅子。どこかしら「和」を感じさせるデザインが住工房のつくる空間と調和し、インテリアの質を高めます。石張りの床や無垢材にこだわった家具など、年月とともに魅力を増していく素材のある暮らし。四季折々の表情を見せる自然の中で、豊かさについてじっくりと考えてみたくなる空間です。