14/08/26 07:00 投稿
【夏椿(なつつばき)】古きよき日本の暮らしをいつも実感できる場所@世田谷区上町
リノベのトレンド
棚やテーブルなどの什器も、建物の雰囲気に合わせて古いものを選び取り入れた
縁側も展示スペースとして活用。天然染めの衣類や鞄なども扱う
実際に使う様子をイメージしながら選ぶことができるディスプレイが見事
恵藤さんが昔から好きだった花「夏椿」を店名に
風に揺れる白いのれんが、店内に誘う。門は購入してきた古い扉のサイズに合わせ、大工さんにつくってもらった
木製の古い建具は、アルミサッシを取り外して設置。原状復帰できるよう、既存のフレームを覆う形で鴨居と敷居を取り付けた
「年月を経たものの美しさにひかれることが多くて、この一軒家も、古い味わいをなるべく残して改修しました」と語る店主の恵藤文さん。店内に並ぶ器や暮らしの道具も、使うほどに味わいを増すものを大切にセレクト。展示スペースでもある庭では、梅や紫陽花、夏椿、金木犀などが、季節ごとに花を咲かせる。草木に四季の移ろいを、器や道具に愛着を感じながら丁寧に暮らす。日本人が大切にしてきた心地よさを、いつも感じられる場所だ。(取材・文/杉山正博 撮影/山本尚明)
夏椿(なつつばき) 東京都世田谷区桜3-6-20 telephone*03・5799・4696
open*12:00〜19:00 月・火定休(祝日の場合営業、展示会中無休)
http://www.natsutsubaki.com/