16/10/25 11:28 投稿
イマドキの家は仕切りません。ほぼワンルームの家が増えてます!
リノベのトレンド
LDKを繋げ、広い空間を確保するリノベーションはかなり一般的になってきましたが、最近は寝室や子供部屋、水回りまで壁やドアを立て付けないほぼワンルームのリノベーションに注目が集まってきています。広々と開放的な空間で暮らせる反面、家族のプライバシーなどどうやって保っているのでしょうか? 様々な事例を見ながら、ほぼワンルームでどんな暮らしをされているのか見ていきたいと思います。
家族のつながりを感じる家
71㎡のこちらのお宅はワンルームでありつつも、それぞれの居室スペースをキッチリと分けた室内設計。壁の隔たりはほぼ無くしつつ、本棚をうまく活用することで、目線の通る巧みな間仕切り使いにより孤立感のないゾーニングプランとなっています。ひとつの空間の中に生活のシーンが点在しつつも、いつも家族のつながりを感じられる家です。
ゆるやかにプライベートとパブリックを分ける
こちらは設計事務所のSOHOです。玄関を開けると広々とした土間続きにキッチンとリビングが温かく迎えてくれます。トイレ以外に建具がないので見通しが良く、ルーバー天井により視線が縦に伸びて、広々と感じられるよう工夫されています。家の中心に収納スペースを設けることで回遊性をもたせ、ワンルームでも動きのある間取りになっています。また、この収納を介して、プライベートスペースとパブリックスペースをゆるやかに分けています。
ガラス張りのバスルームで家の奥まで光を届ける
ご夫婦でお住まいのこの家は、横に長い造りのマンションです。壁を間に立ててしまうとどうしても薄暗くなってしまう水回りを大胆にガラス張りにすることで、家中に光が届くようにリノベーションしています。ノームコア(究極の普通)な雰囲気を大事に考えられたこの家は、住まい手のライフスタイルにとことん寄り添ったもの。よりシンプルな暮らしを目指し、壁はすべて取り払いました。ガラス張りのバスルームは必要によってはロールスクリーンを下ろし、目隠しをすることができます。なんとなくお互いの気配や空間のつながりに居心地のよさを感じる住まいです。
玄関土間を趣味のスペースに
サーフィン好きのご主人と、浜辺でお昼寝をして休日を過ごすご夫婦は、元々住んでいた湘南エリアで、気配の感じられる広々なワンルームのリノベーションをされました。広くとった玄関土間には、サーフボードやウェットスーツを置けるスペースを確保し、気軽に海へ行けるようになっています。また、DIYがお好きなご主人様のために作業スペースも作られています。
どこからでも海が見える家
こちらの家も玄関から入ってすぐのスペースにはサーファーズルームを設け、すぐシャワーを浴びたり出来るようレイアウト。リビングやベッドルームからは海がどこからでも見えるようにし、フレキシブルな間仕切りでプライバシーを確保しています。全体的にゆったりとした贅沢な間取りで海辺の優雅な時間を楽しむことができます。
造作家具で高低差を作り、空間にメリハリを
まるで森の中にいるようなナチュラルな雰囲気に溢れた空間はくつろぐには絶好の場所。大好きなものに囲まれ、どこにいても心地いい住まいです。ひとつの空間を造作収納で間仕切りし、キッチンからリビング・ダイニング、ベッドスペースを確保しています。必要なものはそっと手の届く位置に収納しつつ、用途別の収納が可能な配置ワザが光る設計に。
いかがでしたか?どの事例もとても快適な暮らしが見てとれます。より自分たちらしい暮らし方、住まいを考えたとき、今まで当たり前にあったものはもしかしたら必要がないのかもしれません。ほぼワンルームの家、これからますます増えていきそうですね。
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