実家の空きフロアを子世帯用にリノベ。壁やドアのDIYで愛着がわく住まいへ
a.design(エーデザイン) (設計・施工)
DATA
自然素材とDIYを推奨し、「一緒に楽しむ住まいづくり」が魅力
鉄骨造を活かして広々とした大空間に
長い間使われていなかった実家の3階と4階に、家族で暮らすことになったFさん。キッチンなどの水まわりはもともと無かったので、それらを含めて間取りや設備を再構築しました。
たくさんの柱や梁がない鉄骨造の構造を活かし、間仕切りをなるべく撤去してワンルームのLDKに。和室や廊下も取り込むことで、広々とした大空間を確保しています。使いづらかった階段は、リビングに移動。スムーズな生活動線をつくるとともに、子どもが外から帰ってきたとき、リビングを通って子ども部屋に向かえるようにしました。家族が自然と顔を合わせられるので、帰宅した子どもの顔を見て毎日の変化にも気づきやすくなっています。珪藻土とオーク材が織りなすナチュラルスタイル
オープンなLDKを温かく包み込んでいるのは、珪藻土の壁。リノベ会社に道具や材料を揃えてもらい、レクチャーを受けながら家族みんなでDIYに挑戦しました。「雰囲気もよいし、結露が少なくて調湿効果も感じるので、珪藻土にしてよかったです」。夫も触るたびに「やっぱりいいなあ」と言っているのだそう。
空間づくりのテーマは、「落ち着いた雰囲気のナチュラルデザイン」。珪藻土や木の素材感と、白やブルーのさわやかな色使いがカギになっています。床は幅広のオーク材で、キッチンや洗面台も明るい木目を活かしたオリジナル。家具や小物などは、すっきりしたラインと色合いにまとめることで、木や土のもつナチュラルな味わいが生きています。MATERIAL
床:オーク材
壁:珪藻土
INSTRUMENTS
キッチン:造作
洗面台:造作
リノベりす編集部コメント
家づくりでDIYに取り組むと思い出がたくさんできますね。ゲストが来た時も会話の糸口になり、自慢の家になったと思います。家具や色選びのセンスがよく、カフェのようなくつろげる雰囲気も魅力的です。