土間&アトリエで、夫婦それぞれの趣味を楽しめる住まい。大好きな素材に囲まれた戸建てリノベ
アートリフォーム (設計・施工)
DATA
間取り図
住まいのリアルな課題点に、女性プランナーがさまざまなニーズに合わせて柔軟に対応
ゆとりのある戸建て住宅に、夫妻の趣味部屋をつくる
マイホームの計画が持ち上がり、中古物件を探し始めた夫妻。多趣味なふたりは、持ち物が膨大だったため、マンションより戸建てリノベを選ぶことに。以前の住まいから10分ほどの場所に、築40年超えの軽量鉄骨造2階建てを購入し、リノベーションへ踏み切りました。
夫は、自転車などアウトドア用品が収納できる広い土間を希望。一方、妻はドライフラワーの制作に打ち込めるアトリエをつくりたいと思っていました。
そこで、1階の和室まで玄関土間を広げて土足で入れる大空間に変更し、オープン棚や自転車フックを整備。リビング横の洋室は、白いシンプルなアトリエに変え、夫のDIYで仕上げた棚などをレイアウトしています。
マテリアルはできるだけ限定して自然を感じる空間に
自然や植物が大好きな夫妻は、インテリアも「素材の美しさをありのままに活かした住まい」をめざしました。床は木色の濃淡が美しい無垢フローリングに。ソファやテレビ台、ダイニングテーブルも木の温もりを感じるものを選び、建具は味のある木材を使ってオリジナルで製作。ドアノブや取っ手にも素材感のあるものを取り付けています。
壁付けのオープンキッチンは、ステンレス天板とアイアンフレームで厨房のような雰囲気に。無垢材を組み合わせて、調理家電やキッチン雑貨をすっきり収納できる棚もつくりました。突き出したような形の浴室と洗面室は、大判のタイル壁にガラスの間仕切りを使用。硬質でクールな素材で、スタイリッシュにまとめています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:無垢フローリング
INSTRUMENTS
キッチン:ウッドワン(コンロ:ハーマン/プラスドゥ)
キッチン収納:ウッドワン(ツムハコ)
浴室:在来工法(浴槽:LIXIL)
洗面台:造作(ボウル:サンワカンパニー、水栓:TOTO、タオル掛け:KAWAJUN)
リノベりす編集部コメント
夫婦がそれぞれ趣味スペースをもつという、ゆとりの戸建てリノベーションです。独立した空間なので、思いきり楽しめるし、作業の途中でもそのまま中断できるのも良いですね。壁の位置はほとんど変えていないのに、家の魅力がぐっと増しています。