旅の非日常感とリゾート感を演出するスケルトンリノベーション
CLOCK(クロック) (設計・施工)
DATA
間取り図
“ジャンルレス”に肩肘張らず、楽でのんびりできる空間のある毎日を
あえて部屋数を減らしてリビングに吹き抜けをつくる
鉄骨造5階建ての実家をフルリノベーション。美容院を経営している施主の住まいは3・4・5階で、2階が事務所、1階が母の居宅です。
リノベーションのテーマは「非日常を日常に」。夫妻で訪れたハワイのホテルが印象深く、自邸でもそのインテリアや快適性を再現したいと考えていました。大らかで開放的な雰囲気を出すため、床を一部撤去し吹き抜けに。壁を取り払って個室を減らし、浴室や洗面所を移動して、広いLDKとリビング階段をつくっています。
間取りはコの字型のオープンキッチンのあるLDKを3階、夫妻の寝室と水まわり、渡り廊下を兼ねた室内干しスペースを4階に。最上階の5階を子ども部屋とすることで、パブリックスペースとプライベートスペースが理想のバランスで配された住まいになっています。
ハワイの風を感じる、スタイリッシュな空間
大きな窓から明るい日差しが降り注ぐ3階のLDKは、旅先のホテルをイメージして、白い建具やモールディングを使用。カーテンは吊り下げず、窓にはルーバー建具を取り付けました。白く直線的なルーバー建具は、涼し気でスタイリッシュ。高い天井とともに、ハワイで味わった非日常感や海風を日々の暮らしで感じられるデザインになっています。
内装は部屋ごとにテーマカラーを変える仕上げにして、洗練された中にも遊び心をプラス。白、黒、グレーと無彩色のモノトーンでコーディネートしたLDKに、ピンクやブルーの壁に囲まれたカラフルな子ども部屋。洗面所は白で統一して、トイレはイエローのクロスを張り巡らせています。
リノベりす編集部コメント
吹き抜けリビングは開放感抜群ですね。リゾートホテルの心地よい空気感がまさに再現されていると思います。白いモールディングや白い建具、窓のルーバーなどが洗練されたホテルライクな雰囲気を醸し出しています。