絶妙ゾーニングの二世帯住宅！ミッドセンチュリーデザインを楽しむ実家リノベーション
フィールドガレージ(FIELDGARAGE) (設計・施工)
カリンのフローリングや吹き抜けなど、既存の部分も残しつつ、新しい世代に合ったデザインや好きなものをプラスし生まれ変わったダイニングキッチン。
DATA
間取り図
「参加するリノベーション」をモットーに、住まいを豊かにする”ものづくり”の会社
お互いのスペースを確保して、快適な二世帯同居に
20年ほど前に親が建てた家を、生活スタイルの違いに配慮した分離型の二世帯住宅にリノベーション。上下階に世帯を分け、玄関のみ共有することで程よい距離感を保っています。
Mさん家族の主な生活スペースは2階。個室の壁を取り払い、ゆったりとしたLDKのある間取りに変更し、好きなテイストを詰め込んでいます。
母の居住スペースとなる1階は、将来の車椅子での生活も考慮して、動線の短いワンルーム感覚の空間に。またMさん世帯の浴室・洗面室・子ども室も1階に配置し、完全分離ではなく、生活の中で自然に交流ができるプランに。それぞれの暮らしを楽しみながら、気軽にお互いの様子を確認できるようになりました。
Mさんの好みで集められた家具やアートが、独特の世界観を生み出しているリビング。正面のウッドパネルはクローゼットの入り口になっています。
大好きなものにあふれた、家族団らんの場所
Mさん世帯のダイニングキッチンは、吹き抜けや植物のグリーンによって、おおらかで開放的な雰囲気が漂っています。4方向から光が入る戸建てならではの明るさを生かし、白をきかせた爽やかな空間に。既存の内装を上手に使いながら、お気に入りのミッドセンチュリーや北欧のアイテムを散りばめて、バランスよくコーディネートしています。オーダーメイドのアイランドキッチンも、海外のインテリア写真を参考にした逸品。モダンな家具のようなデザインで印象的なコーナーになりました。
隣接するリビングは、スチールとガラスの引き戸で仕切り、天井を黒く塗ったシックな雰囲気のなか、ポップなカラーでメリハリを。場所によって、ぐっと印象が異なるのもMさんの家の魅力です。
光や風を通す、スタイリッシュな透し階段を選択。階段を上がると夫妻の寝室のあるロフトへと続きます。
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リビングとダイニングの間仕切りはスチールとガラスを組み合わせた引き戸。広々とした空間をさりげなく仕切っています。
キッチンの天井は板張りにしナチュラルな仕上がりに。自慢のアイランドキッチン側面にCD収納を組み込みました。
毎日使うキッチン小物や調味料を並べた見せる収納と、オリジナルの扉付き棚で隠す収納とを使い分けています。
玄関から2階へとあがると迎えてくれる室内ドア。スモーキーな色合いとチェッカーガラスに癒されます。
ダークブラウンの梁がアクセントになっている吹き抜け。室内窓で夫妻の寝室とつながり、開放感たっぷり。
ロフトを活用した夫妻の寝室。低めの天井が落ち着き、外窓と室内窓のある居心地のよいプライベートルームに。
ゆとりのあるトイレスペースは、雲形のペーパーホルダーや水色の壁などで遊び心をプラス。
サブウェイタイルがおしゃれな2階洗面室。スクエアな洗面ボウルに木のカウンター組み合わせています。
2世帯が共用する玄関。右手に行くと親世帯、左手は子ども部屋と子世帯の水まわりです。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床：カリン（リビング既存のまま）
壁：タイル（キッチン）
INSTRUMENTS
キッチン：オリジナル
洗面：オリジナル
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フィールドガレージ(FIELDGARAGE)
中心価格帯
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リノベりす編集部コメント
自分の好きを凝縮させた家には、毎日帰ってくるのが楽しみだと思います。色やディテールを吟味して、住みやすさとデザイン性が両立していますね。家族が協力し合える分離型の二世帯住宅は、どちらの世帯も楽しく暮らせそうです。