名作チェアが最高に映える住まいへ。家事の時短も叶えた個性派リノベーション
nu(エヌ・ユー)リノベーション (設計・施工)
DATA
間取り図
住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに
チェアのコレクションを活かせる空間
Uさんファミリーのリビングは、イームズチェアをはじめとする名作チェアのコレクションが並ぶ、インテリアショップさながらのカッコいい空間です。
全部で21脚のチェアは、夫が高校の美術デザイン科に通っていたころ、雑誌を見て魅了され、大学の入学祝いに買ってもらったイームズチェアを皮切りに、こつこつと集めてきたもの。「The Conran Shop(ザ・コンランショップ)やhhstyle(エイチエイチスタイル)のように、チェアをラックにずらっと並べて愛でる暮らしを夢見てきました。10年以上前からリノベーションを考え始め、雑誌『Casa BRUTUS』や『relife+』を眺めてはコンクリートむき出しにも憧れていたんです」 大学のプロダクト科で出会い、ともに名作チェアが大好きなUさん夫妻。2人の子どもに恵まれてからは賃貸住まいで、「せっかく集めたチェアも隅に追いやられていって…。これが普通の生活なのか、こういう生活で人生終わるのか、と全然イキイキしていなかった」といいます。
そんな日々のなか、夫妻は、散歩がてら今のマンションを見学に。自然の豊かさなどの環境の良さが好印象だったため、購入して念願のリノベーションに踏み切ることにしました。
10年の思いをようやくカタチに
設計・施工は「長年雑誌を見てきた中で、自分たちの思いを形にしてくれる」と感じたnu(エヌ・ユー)リノベーションに依頼。物件選びから一貫したサポートも心強く、耐震やローンの不安も払拭されました。
リノベーションでは「椅子と灯り」をコンセプトにして、天井をコンクリートの躯体現し、リビングの一角にはチェア専用のシェルフを造作。20年愛用している「AKARI」を中心に複数の照明を使い、空間をドラマチックに演出しました。また、収納と家事動線もライフスタイルをもとにブラッシュアップ。大容量の収納システムや玄関からキッチンまでのスムーズな動線などによって、家事に費やす時間がぐっと短くなっています。
「次はここに何を置こうかとワクワクしています」と夫。一方妻も「家事の時短で、心にゆとりがもてた」と満足そうです。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:オーク複合フローリング(LD、個室、納戸)、塩ビタイル(キッチン、WIC、洗面室、トイレ、玄関)、モルタル(玄関)
壁:クロス
天井:躯体現し
INSTRUMENTS
キッチン:ウッドワン
ユニットバス:LIXIL
洗面台:造作(カクダイ)
トイレ:TOTO
リノベりす編集部コメント
たくさんのチェアを眺めて使って思いきり楽しめる空間です。チェア専用のシェルフやラフな素材の内装がカフェ併設のインテリアショップのようだなと思いました。キッチンや収納など暮らしやすさも備わっていますね。