マンションリノベーション事例

モールテックスの造作ベンチでフレキシブルに暮らす。ワンルームでも心地よい距離感をリノベで実現

リノベーション事例「モールテックスの造作ベンチでフレキシブルに暮らす。ワンルームでも心地よい距離感をリノベで実現」

「食べることが好き」というSさん夫妻に合わせて造作したワイドスパンのフロートキッチン。調理の動作を具体的にシュミレーションして収納まで細かく設定したので、使い勝手抜群。たくさん持っていた食器も取り出しやすくなり、出番が増えました。

リノベのテーマは「relaxing」。2LDKからワンルームに変更した空間には「それぞれに好きなことを楽しめる」心地よい空気が流れています。

DATA

間取り図

リノベーション前の間取り

リノベーション後の間取り

nu(エヌ・ユー)リノベーション

住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに

中心価格帯
1,000 〜 2,000万円

対応エリア
埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県

ワンルームに暮らすプランに心惹かれて

築37年になる港区のマンションに暮らすSさん夫妻。システムキッチンのコンロが不調になったため、いくつかの会社にキッチン本体の取り換えを相談したところ、キッチンの工事にともなってさまざまな箇所の改修も必要であることが判明。どうせなら、とフルリノベーションに舵を切ることにしました。
「年齢的にもライフスタイルが落ち着いてきた時期だったので、思い切って全体的にリノベーションするのもありなんじゃない?と考え始めるようになりました」と夫。

リノベーションの依頼先は専門誌の中から4~5社程に相談。提案されたプランの中には、ある程度予想のできるものもいくつかあった中、nu(エヌ・ユー)リノベーションが提案した、66㎡をワンルームとして使うという思い切ったプランには意表をつかれたといいます。「私たちには考えつかないような間取りで。プランを見た瞬間にキュンときたのを覚えています!」と妻。思いもよらないプランに魅了され、そのままnu(エヌ・ユー)に設計・施工を依頼することに。

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隔てるものがなく開放的な空間。リモートワークの多い妻は一日中このダイニングスペースで過ごすのだとか。

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寝室は作らず、腰壁を立ててリビングと分けたベッドスペース。日当たりがよく植物もすくすくと育ちます。

モールテックスのベンチが家の起点に

S邸のコアとなっているのが、玄関とLDKの間にあるモールテックスで造作したベンチ。夫用のワークデスクや収納とフレキシブルに使えるベンチは、現在は植物を置いたり、荷物の一時置き場として活用しているそうですが、意外な使い方もできるのだとか。「抜け感を出したくて、玄関土間側の座面の下を空洞にしていただいたんですが、お酒の瓶がシンデレラフィットで!そのつもりで計画したわけではなかったんですが、今は買い置きのお酒をディスプレイするように仕舞っています」と妻。

ベンチのまわりはサイザル麻のカーペットを採用。LDKの床と素材を変えて空間を切り分けました。造作ベンチの一角につくったワークデスクは主に夫が過ごす場所。リモートワーク中はここで仕事をしたり、玄関土間に置いたキャンプチェアで息抜きしたりと、その時々の気分に合わせて過ごす場所を自由に変えていると言います。
お互いリモートワークが多く一日中ワンルームで過ごすことも多いというSさん夫妻。このベンチが緩衝材となり程よい距離感が保てるためストレスはないといいます。同じ空間にいながら「お互い好きなように選択し、好きなように過ごす」ことができる。Sさん夫妻の価値観を反映したような、風通しのよい住まいに生まれ変わりました。

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デスクとしてもベンチとしても使えるデザイン。もともとベンチは造作する予定でしたが、試行錯誤の結果背もたれ部分の高さが70cmの長方形になりました。

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夫のリモートワークはベンチと一体化したデスクで。ダイニングで仕事をする妻とも適度な距離があるためストレスなく。

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nu(エヌ・ユー)リノベーション、ワンルーム、ふたり暮らし、植物と暮らす、造作キッチン、壁付けキッチン

全長4.8mのキッチン。設計デザイナーの細やかな配慮が各所に反映されており、Sさん夫妻が思い至らなかったすみずみまで使いやすく、「気が利いているな〜」と感じる日々だそう。

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コンパクトにゾーニングしたベッドスペースには、旅行先で美術館を訪れることが趣味だという妻が集めてきた雑貨を気分に合わせてディスプレイ。

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LDKとベッドスペースの床は大判のタイルを採用。インナーテラスのようにも使えます。

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生活感が出ないようにキッチン家電はパントリーの中に。頻繁には使用しない調理器具もすっきり収納。

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何かと使いやすいベンチの下にはお酒のボトルがずらり。カーテンの向こうはたっぷりのクローゼットを用意。

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床材は斜めに切り替えて視覚的にも自然に空間をゾーニングしました。間仕切りがないのでシームレスに移動が可能。

nu(エヌ・ユー)リノベーション、ワンルーム、ふたり暮らし、植物と暮らす、土間

水まわりの扉は白にして空間に馴染ませて。右が脱衣所、左がトイレの入り口になっています。

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土間のキャンプチェアが夫の定位置に。居心地がよくて半日ほど過ごすこともあるのだとか。

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ベンチの下はシーズンオフの衣類をしまっておける収納に。クローゼットと一体になっているので衣替えもラク。

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トイレの位置は変えず設備を新しくしました。それ以外の空間とトーンを揃えるためグレーのアクセントクロスを採用。

リノベりす編集部コメント

ワンルームながら、座ると視線を遮ってくれる腰壁によって適度な距離感を取れるのがいいですね。4.8Mのキッチンは二人で料理をするときもスムーズに作業ができそうです。

MATERIAL

床:磁器質タイル(LD、ベッドスペース一部)、サイザル麻(造作ベンチまわり)
ベンチ:モールテックス

INSTRUMENTS

キッチン:造作
ベンチ:造作

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住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに

中心価格帯

1,000 〜 2,000万円

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