子どもが大きくなってもいつでも帰ってこられる家に。家族のつながりを深めるリノベ
nu(エヌ・ユー)リノベーション (設計・施工)
DATA
間取り図
住む人の数だけある価値観と想いを、リノベーションでカタチに
自由度が高くこだわりを叶えられそうなリノベーションを選択
「将来子どもができたときに、その子が大人になってもいつでも帰ってこられる場所をつくってあげたかった」というのが、Tさん夫妻が家を買おうと思ったきっかけ。都内に勤務する夫妻は、はじめは都道府県にこだわらずに理想のエリアを話し合ったのだそう。そのなかで1番しっくりきたという大船に賃貸で1年ほど暮らしてから購入に踏み切りました。
最初は戸建ても視野に入れていた夫妻。しかしこだわりが強くなかなか気に入る物件に出会えなかったなか、リノベーション専門誌でリノベの自由度の高さを知り、リノベーションも考えるようになりました。
その雑誌で知ったnu(エヌ・ユー)リノベーションの個別セミナーに参加。施工事例の雰囲気が好きだったことと、描いているイメージを上手くくみ取って一緒にカタチにしていってくれそうだなと思ったため、nu(エヌ・ユー)リノベーションに依頼することにしました。
明るすぎず暗すぎない、あいまいなトーンが心地よい空間
デザインのテーマは、白金にあるYAECA HOME STOREからインスピレーションを得たもの。夫妻は打ち合わせ当初から、グレーを基調にした空間にすることを決めていました。
LDKの空間は、壁や天井、梁や配管もグレーに統一。床は白く染色した無垢のオーク材を採用することで、部屋の色味をおさえています。「グレーの壁と白っぽい床の組み合わせはYAECAの雰囲気に近い感じで気に入っています」と夫。落ち着く色味のなかで、肌なじみのよい無垢材の床に座ってくつろげる空間になっています。
配色だけでなく、今回のリノベーションでこだわったのがキッチン。食事の時間が家族団らんの中心になるように、孤立していたキッチンを移動させて、リビングダイニングとつながりのあるオープンタイプに変更しました。もともとキッチンがあった奥の場所はパントリーにして、大容量の収納も叶えています。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:無垢ナラ(LD、廊下)、Pタイル(キッチン、洗面室、寝室、予備室、WIC)、モルタル(玄関)
INSTRUMENTS
造作:キッチン飾り棚、パントリー内可動棚、寝室内窓、土間内窓、洗面台、玄関収納
リノベりす編集部コメント
グレーと白を基調にした空間と家具や室内窓などの木材が、上手く調和の取れた落ち着いた空間になっています。家族とのつながりのある広いキッチンで色んな料理に挑戦しているという夫。リノベーション後に誕生した娘と、将来一緒にキッチンに立つ姿が想像できそうですね。