住みやすさとデザイン性を絶妙バランスで取り入れた戸建てリノベーション
DATA
間取り図
+Marchitects(プラスエム・アーキテクツ) 碧山美樹さん
特に子育て中は、子ども中心の生活になり、イメージしている暮らしをあきらめてしまうことも。
今回は、家事動線や収納などを充実させつつ、美しい家具が映えるシンプルな空間づくりを叶えることができたという点で、印象的な事例となりました。
自らの子育ての経験を踏まえ、暮らしの変化に柔軟に対応できるリノベーションを提案
効率的な動線を考えたプランニングが鍵に
3階建ての実家の3階部分をフルリノベーションして両親と同居をすることに決めたFさん夫妻。ライフスタイルをもとに動線をプランし、日当たりのよい最上階に、夫妻とまだ小さい子ども2人の心地よい居場所をつくっています。
北側の和室は取り払い、キッチン&ダイニングに変更。壁付けキッチンとアイランドカウンターを組み合わせることで、すっきりとスタイリッシュなだけでなく、スムーズな調理や配膳、さらに出し入れしやすい収納など、機能性も実現しました。すぐ隣には、ユーティリティーとファミリークローゼット、洗面室を並べて配置。キッチン仕事と洗濯やアイロン掛けの同時進行がしやすい家事動線になっています。上質な家具が映える、白を基調としたシンプル空間
キッチン&ダイニングとひと続きのリビングを家の中心に。隣の子ども部屋も引き戸でフルオープンになり、開け放せば空間がつながります。
また、玄関からリビングに直接入る動線のほか、クロークを通ってウォークインクローゼットを経由する動線も用意。帰宅後コートなどを脱ぎ、手を洗って部屋に入ることができるので衛生面も安心です。
ビフォー・アフター
MATERIAL
床:ヨーロピアンオークフローリング
建具:神谷コーポレーション
カウンター:オーク巾はぎ集成材
タイル:長江陶業
INSTRUMENTS
キッチン:サンワカンパニー
アイランドカウンター:USMハラー
リノベりす編集部コメント
キッチンを大きく動かしたことで、生活スタイルに合った動線と広がりのあるLDKを同時に手に入れていますね。シンプルな部屋にモダンな家具や照明が映えて、どこを切り取っても素敵な雰囲気になっていると思います。