大人世代の「住みながら」リノベーション
水工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
一人ひとりの「らしさ」と「喜び」を提供し、「愛」ある住まいを実現
負担を軽くするために、工事を一期二期に分ける!
Yさん夫妻がこちらのマンションを手に入れたのは30年以上前のこと。好きなインテリアで彩りながら暮らしていましたが、いよいよキッチンや洗面室など水まわりの劣化が気になり始めたのがリノベーションのきっかけでした。また物を置くだけになっている部屋を、生活空間として整えたいとも考えていたのだそう。
持ち家リノベにつきものの仮住まいをしての工事は、一気に進むというメリットはあるものの、引っ越しの労力やコストの負担というデメリットも。そこで、依頼先の水工房から提案を受けて工事を2回に分け、基本的には「住みながら」リノベーションを行うことにしました。一期は、玄関から西側の2部屋をつなげる工事、二期は、玄関から東側のLDKと水まわりの工事を実施。一期と二期の間で、水道が使えなくなる10日間のみ仮住まいしています。
物置きだった2部屋をすっきり快適な大空間に
リビングの主役は、サクラの一枚板テーブル。その趣きを活かすよう縦格子などを取り入れ、木をふんだんに使った和モダンスタイルに仕立てました。また壁一面だけクロスの色を変え、間接照明を設置。愛用してきた上質なキャビネットや飾り棚がいっそう映える空間になっています。
LDKや水まわりのレイアウトは変更せず、設備を交換。低くて腰に負担がかかっていたキッチンも、ショールームで何度も吟味し、妻だけでなく夫も使いやすい高さにしたのだそう。一方、個室2部屋は壁を取り払い、ひと続きのスペースに。大容量のウォークインクローゼットを備えつけ、これまでの雑然とした雰囲気を一掃しました。
ビフォー・アフター
リノベりす編集部コメント
大切にしてきた家具を中心に、座るスタイルのリビングなど和を感じさせる空間になっています。縦格子や間接照明など、細部にこだわった部分が雰囲気を高めていると思いました。仮住まいの負担軽減のアイデアもよいですね。