お互いが安心できる距離感。二世帯同居のマンションリノベーション
夢工房 (設計・施工)
DATA
間取り図
自然と暮らす、やさしい住まい
キッチンのレイアウト変更でLDKを広く
妻の母が暮らす、築30年のマンションに同居することになったHさん夫妻。二世帯がちょうどよい距離感で暮らせる住まいにリノベーションしました。約70平米の限られたスペースのなか、共有部分と専用部分をうまく使い分けています。
家族みんなが一緒にくつろぐリビングを広くとるため、ダイニングキッチンを移動。カウンターキッチンから壁付けキッチンに変え、スペースを無駄なく活用しています。L型のオープンキッチンは数人で料理しやすく、テーブルが近いので配膳や片付けもスムーズに。ひと続きのリビングにはゆったりしたソファを並べ、テレビを見たり団らんを楽しんだり、リラックスして過ごしています。
家族それぞれの居場所をつくる
プライベート空間である夫妻の寝室は2部屋をつなげ広々と使っています。夫の希望で一面にクライミングウォールを取りつけ、遊び心たっぷりのスペースに。また将来子どもが生まれ、もうひとつ部屋が必要になった時のために、間仕切りが出来るつくりにしました。さらに楽しい仕掛けは玄関土間にも。夫が趣味を存分に楽しめるよう、自転車やリュックなどまるでアウトドアショップのようにディスプレイ収納しています。
そして母のプライベート空間はリビングに隣り合う場所に。和室からフローリング敷きの明るい洋室に変更し、ずっと一緒にいる愛猫が自由に気持ちよく暮らせる工夫もしています。
MATERIAL
床:赤松
壁:珪藻土、AAクロス
INSTRUMENTS
キッチン:パナソニック(ラクシーナ)
浴室:リクシル
洗面:パナソニック
トイレ:リクシル
リノベりす編集部コメント
共有スペースのLDKが中心にある、風通しのよい二世帯住宅です。プライベートな空間もしっかりつくっているので、一人の時間を確保できるのは良いですね。小窓や室内ドアにガラスを用いて、光や家族の気配を感じられるのも素敵だと思います。