17/08/25 10:00 投稿
築45年の木造住宅がまるでRC構造のような住宅に!《リノベーションのビフォー&アフター vol.2》
リノベのトレンド
前回、大変好評だった特集「これが同じ家!?ビフォー&アフター事例集6選」。続いて今回は、築45年の木造住宅である実家を譲り受けた戸建てリノベーションのビフォー&アフターの様子を画像と一緒にご紹介したいと思います。
老朽化が進み、住むには耐震工事が欠かせなかったこともあり、スケルトンリノベーションによって大きく変貌を遂げた事例。細かく仕切られ、暗い印象だった昔ながらの家を自分たち好みのデザインに大胆に変更。南向きの角地という好条件を存分に生かした、モダンで開放的な住まいが誕生しました。
4DKからほぼワンルームへ。開放感を優先に考えられたシンプルな間取り
もとは4DKで細かく区切られていた間取りを、1階2階ともにほぼ仕切りのないワンルームへと変更。とにかく広々とした空間を望んだ夫妻の希望どおりの間取りになりました。戸建てならではの自由度の高い間取りの変更を図面からもぜひ比べてみてください。
面影は和室の柱だけ!壁をすべて取り払い広さを存分に生かした1階スペース
細かく区切られ暗い印象だった1階部分は壁を取り払い、吹き抜けのある大空間へ変身。天井も高くなったことでより開放的で気持ちのよいスペースになりました。小さいながら夫妻がガーデニングを楽しんでいるYさん。新たに設置した対面キッチンからは庭が臨め、「料理を作ることも食べることも楽しくなった」と喜ばれています。
床の間がキッチンに!?家の主役ともいえる、こだわりのキッチンカウンターが魅力!
キッチンの場所は大きく移動し対面タイプに変更しました。夫妻こだわりのキッチンカウンターはオーダーメイド。周囲をモルタル塗装にすることで使いやすく、空間に合うデザインに仕上がっています。さらにキッチン収納はインダストリアルな雰囲気のオープンシェルフを造作。センスのいい食器や調理道具が並びます。
壁も床もなくなった!?オープンな空間で自由度の高い2階スペース
和室と洋室が一部屋ずつあった2階は思い切って真ん中に吹き抜けを設けました。吹き抜けを挟んでフリースペースと寝室につながります。腰高の壁があるのみでほぼオープンなデザインは、視線が通る非日常的な空間です。担当者の提案で建具はすべて大きなサイズを採用。廊下にも大きなFIX窓を使用することで、「採光確保の機能面からもデザイン面からも良かった」と大満足の夫妻。
最小限の広さだった玄関は3倍近く広げ、自転車も収納できる広々スペースに!
狭かった玄関は趣味の自転車が置けるよう、もとはキッチンだったスペースを取り込んだ広い土間に変更。土間の脇にあるトイレは場所こそ既存のままですが、スペースを広げ設備を一新しています。建具もモダンなデザインを採用し、木造住宅であることを忘れてしまいそうな雰囲気に仕上がっています。
木造の印象を払拭。インパクトのあるシックな外観
今回のリノベーションでは、木造をRC構造のようなイメージに見せることがひとつのポイントでしたが、総仕上げともいえる外観は、すべて黒の吹付けとし、内装の無骨でクールな印象を包み込むシックな雰囲気を全面に出しました。バルコニーの壁も高めに設定し、プライベートを確保しています。夫妻の「好き」が詰まった、住宅街のランドマークにさえなりそうな住まいの完成です。
この事例の室内の様子・詳細は、以下よりご覧いただけます。
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リノベりす編集部コメント
天井を取り払い吹き抜けを設けるなど、自由度が高いのも戸建てリノベの魅力ですね。画像を比べてみるといかに開放的な住まいになったのか一目瞭然。「区切る」から「広げる」へ。暮らし方の変化も感じられるビフォー&アフターでした。